橘グループのIDカード改版についての思考
今、橘グループのスタッフはみな自分のIDカードを持っているだろう。最新版のIDカードは更にシンプルに見える上、材質や設計もよりいっそう上品になっている。ところで、橘グループはIDカードをよりよくみせるために改版を行ったのか?もちろんそうではなく、改版の裏には実はもっと重大な意義が隠されている。 管理上の必要性 近年、橘グループは急成長を遂げ、傘下の子会社もますます増えた。それで、より明確な職務分掌システムを構築するために、ブランドセンターは特に企業識別システム(CIS, Corporate Identity System)に対する整理や調整を行った。IDカードのデザイン上でも重要な設定を多々採用した。たとえば、本社は中性的な黒を主色として、各子会社はそれぞれのLOGOと色を識別図案とする。この他、すべてのカードに、その右下{みぎした}に橘グループを象徴する「g」を裏書として付けた。 グローバル化の必要性 なぜ本社のIDカードがかなり特別に見えるかというような質問が出てくるだろう。LOGOもないし、黒一色だ。実は、gamaniaの字体設計が極めてシンプルなLOGOなのである。本社は傘下の子会社と区別するため、及び世界各地において管理・使用することを考えて、特に橘を象徴するオレンジ色の標準字と中性的な黒色を合わせる図案を本社の識別図案にすることとした。 この他、元のIDカードを改定版と比べてみると、デザインの特別な意義が分かる。たとえば、中国語の社名を小さくし、英語の社名を大きくしたことは橘グループがグローバル化を加速させる決意を示す。また、「デジタル技術株式会社」という文字が省略されたことは、橘グループが自社ブランドに対して持っている自信を表している。上述したこの考えこそ、この度IDカードを改版する最も重要な理由なのである。 今回のIDカードの設計には、カードカバーに付いた「gamania」の文字、IDカードのベルトに編み込まれた文字、金属製{きんぞくせい}のボタンについたCIS補助図案、PKIをつけるためのストラップなど、細かなところにいたるまで、橘グループの独自性を示す部分が見られる。 PKIをIDカードのストラップにつけると、どこへでも携帯できる。