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もっと多元的に!動画配信プラットフォーム自作のコンテンツが注目を勝ち取る

あなたはもうどのくらいテレビを見ていませんか?かつては毎日大急ぎで家に帰り8時の番組を見ていましたが、それもいつのまにかネット上の動画配信サイトに取って代わられました。今ではパソコン、スマートフォン、タブレット端末といった便利で多彩な媒体を通してYoutube、Netflix、愛奇芸、捜狐、土豆といった動画観賞サイトが利用できるようになり、国境や時間帯を超越して様々なビデオ・オーディオコンテンツが提供されています。このような多元的なビデオ・オーディオ戦国時代において、ネット上のプラットフォームはどのように市場を獲得しているのでしょうか?また従来型のテレビ局はいかに手法を変えて己の身を守っていけばいいのでしょうか?『G!VOICE』が今年の国内外の動きを振り返りながら、皆さんとご一緒にビデオ・オーディオ市場の未来の動向を探ります! ▲HBOは困難な環境の中にありながらもこれまでと変わらず大絶賛されるファンタジー映画『光と炎の歌(A Song of Ice and Fire)』をつくり出している。 プラットフォームを跨ぐ!テレビチャンネル多角経営 アメリカテレビ界の有力ブランドHBOはその高品質なコンテンツで知られていますが、近ごろはインターネットの動画配信プラットフォームの脅威にさらされており、ついに行動を開始しました。HBOは今年10月に、来年有線テレビ業者から離れて独立しインターネット動画サービスを開始することを初めて公表し、「アメリカにはいまだサービスを提供できていない家庭がおよそ1千万戸あり、このサービスによって今ある障害を取り除き、より多くの視聴者にHBOの番組を楽しんでもらうことができるようになる」と述べました。 実は、生活行動や持ち歩くデバイスなど様々な媒体によって視聴者の利用傾向は変化しており、将来はプラットフォームを跨ぐ非大衆化サービスを提供しなければ、最も多くの隙間市場を獲得することはできないのだということが、映像・音声制作業者たちの動向からはっきりと読み取ることができるのです。従来型のテレビチャンネルやインターネット動画配信業者にとって、これは脅威でもありますが、同時にチャンスでもあります。では、コンテンツと利便性においてどのように消費者の心を勝ち取るのか、詳しく見ていくことにしましょう。 ▲アメリカの政界における権力争いを浮き彫りにした『ハウス・オブ・カード野望の階段』が多くのネットユーザーの好評を得た。 小規模制作!意外にも注目を浴びているプライベートチャンネル YoutubeやVimeoなどアップロードサービスを提供している動画配信プラットフォームが、インターネット動画のもう一つの様相を明るみに出しました。そう、今まさにプライベートチャンネルが大人気なのです!プラットフォームの開放は多くの発言の場を提供します。企業、メディア界、アーティストばかりでなく、個人や小グループの低コスト製作までが、片隅に自分のスペースを持つことができるのです!個人の特質や時事に関する話題、特殊技能などを武器にネット上で活躍する有名人が引き起こす影響は産業界が作る正規のビデオ・オーディオコンテンツに引けを取りません! 粘り強い運営の結果、今ではこうしたチャンネルが安定した流量とファンを創出するようになり、テレビ放送局のような社会メディアとなって、次第に意見をリードし、異業種を提携させ、マーケティングやエンドースメントを行うなど、一つの産業モデルを形成し、一定の影響力を発揮しているのです。 ▲Jenna Marblesの愉快な語り口は幅広いエスニック・グループから愛されており、2013年にはYoutubeの人気者ベスト10に選ばれた。 ▲ユーモアたっぷりに歴史を解説するTaiwan Barが若者たちに人気を博しており、近々チャンネル運営以外に関連グッズの販売も開始される。 異彩を放つ、動画配信プラットフォームの自社製作コンテンツ 動画といえば、ここ2年間話題になっているアメリカドラマ『ハウス・オブ・カード野望の階段(House of Cards)』を語らずにはおけません。この作品はインターネット上の動画配信プラットフォームNetflixが製作したもので、現在有名映画評論サイトIMDbで9.1点という超高評価をマークしているほか、エミー賞でも数々の賞を獲得するという、誰もが絶賛する輝かしい成績を収めています。なんとこの作品はNetflixがインターネットの利点を駆使してビッグデータ(Big Data)をもとにユーザーの観賞スタイルや政治ドラマに対する嗜好の分析を行い、1億米ドルもの製作費を投入し、監督にデヴィッド・フィンチャーとケヴィン・スペイシーを招いて撮影し、一度でシーズン1の全13話を配信して視聴者を大満足させるという、史上に例を見ない前衛的なスタイルでテレビ界を震撼させたのです! インターネット上の動画配信プラットフォームの繁栄は版権料を数千元から数千万元にまで高騰させ、コストプレッシャーの下で各大手動画配信プラットフォームは続々とより多元的でユニークな自作コンテンツ製作の方向へと発展し始めています。その上『ハウス・オブ・カード野望の階段』効果は業者たちに1本の強心剤を打ち込んだようで、近ごろでは中国の愛奇芸もビッグデータ分析方式をまねてドラマとバラエティ番組の製作に取り組み、良い成績を収めています。また優酷も「優酷出品(Youku Original)」というオリジナルコンテンツを配信し、多元的かつ短く手軽なドラマで、新しい物好きで心変わりしやすいネット視聴者たちの心を掴んでいるのです。 ▲愛奇芸がビッグデータを活用して今年2月に自社製作した『霊魂擺渡』の再生回数は配信開始後10日で3億回を突破。

もっと便利に!SNSの力でオンラインショッピングがレベルアップ

ここ数年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)がブランドマーケティングの重要な戦いの場のひとつとなっており、各ブランドがより多くのファン、いいね!やコメント、シェアなどを獲得するためにSNS上の広告やイベント開催に経費をつぎ込み、SNSを通してスピーディーかつ低コストで消費者との密接な関係を築き上げています。しかしSNSのマーケティングパワーはそれだけにとどまりません。欧米各国では近頃、投稿へのコメントの中で商品を注文したり、ワンクリックで買い物ができたりする機能が続々と登場し、それに対する万全の注文処理システムも整え、ソーシャルショッピングという新たなビジネスチャンスの創出に成功したのです。『G!VOICE』は声を大にして言います。SNSは将来、オンラインショッピングにおけるとても重要なツールの一つとなることでしょう!では、いったいどうやってSNSでEC(電子商取引)ビジネスチャンスを切り開くのでしょうか?『G!VOICE』といっしょに詳しく見てみることにしましょう! ソーシャルショッピングとは? ソーシャルショッピングとは、各ブランドが商品に関する写真や文章や価格をSNSにアップし、消費者にスピーディーで簡単なショッピングシステムを提供するというものです。たとえば世界で初めてソーシャルショッピングサービスの提供を開始した会社、Soldsie社の場合、Soldsie社と提携しているメーカーがフェイスブックに新商品の写真と文章を投稿し、顧客が投稿文の下のコメント欄に「Sold」とたった一言入力するだけで、自動的にSoldsie社からの注文確認票が顧客のメールアドレスに送信されるという仕組みになっています。入念に設計された超シンプルな購買システムが消費者の購買行動を刺激し、さらに商品の投稿文が買い手の知り合いの目に触れて話題となり紹介するといった口コミによるマーケティング方式によって、多くのブランドが驚くべき注文数を獲得しており、子供服を販売するSmocked Auctions社ではSoldsieを導入したところ、なんとたった1年間で4億5000万という驚異的な売上げを記録したのです! ▲Soldsieのコメントオーダーシステムは、買い手がFBで「Sold」とコメントするだけの楽々ショッピング! なぜソーシャルショッピングに多くのブランドが殺到するのか? SNSのデータ分析機能を利用し、顧客のインターネット利用行為に対してマーケティング戦略を策定することができる。 従来のショッピングプラットフォームよりも、コメントやいいね!を通じてブランドと顧客の間でより密接なコミュニケーションを取ることができる。 ソーシャルメディアはブランドにとって、マーケティングツールというよりもより大きな利益を生む低コストのマーケティング・チャネルとなっている。 Soldsie社の調査レポートによると、SNS上のショッピングリストに掲載されている商品の決済成功率は70%で、成功率30%の従来型オンラインショッピングプラットフォームとは愕然たる差がある。 なぜソーシャルショッピングでは顧客のオーダーを獲得することができるのか? 友達と一緒にショッピングに出かけるような楽しさが、SNSによってネット世界でも味わうことができる。 時間と労力を省けることがネットショッピング族にとっての最大の魅力。ソーシャルショッピングなら消費者は商品の閲覧ついでに購入することができ、買い物がぐんと楽になる。 ▲利用者の抵抗感をなくすため、Twitterが非営利組織と協力してBuy now機能のテストを開始 実はソーシャルショッピングという概念は2012年にすでに提示されており、かつてはFACEBOOK中にオンラインショップを立ち上げるという方法で行われていました。しかしこのようなやり方は従来型のオンラインショップと大した違いが無いうえに、SNSの情報セキュリティシステムに対してブランドも消費者も不安を感じていたため、ソーシャルショッピングはなかなか成功に繋がらなかったのです。そして現在行われているのはショッピングをソーシャルアクティビティの中にとけ込ませた、SoldsieのコメントによるショッピングやTwitter とFacebookが最近テストを行っている「BUY」ボタンによる方法です。利用者のウォール閲覧の邪魔にならないうえに、ショッピングがソーシャルコミュニケーションと一体化しています。ソーシャルメディアの購買システムが十分に整い、ネットユーザーたちの情報セキュリティに対する信頼が築き上げられたなら、ソーシャルショッピングが従来型のショッピングプラットホームに取って代わる日ももう目の前でしょう! 参考資料:http://goo.gl/zag65dhttp://goo.gl/OR02xW 画像出典:http://goo.gl/4GCeSBhttp://goo.gl/S18vzphttp://goo.gl/7HswMK