ビートルズのレコーディングルームを初公開
「G!Voice」推薦:
「これは有名なレコーディングエンジニアであるジェフ・エメリックがEMIの第3スタジオで最も偉大なバンド、ビートルズと共に過ごしたことの回想録です。熱狂的なビートルズブームの起こりから解散まで、ジェフはその全てを証しています。本書では、衝突や口論、可愛らしい部分やわがままなそれぞれのメンバー4人のプライベートで見せるリアルな一面が誠実に記録されています。それだけではなく、この第3スタジオでどのように偉大なロックアルバムが創造されていったかというバックステージストーリーとその過程も記録されています。一読する価値がある本です!」
内容紹介:
アビー・ロード3号はEMIレコードのロンドンの住所です。長年に渡り、ビートルズを含む無数のアーティストとミュージシャンがそこでレコーディングを行ってきました。彼らは一晩、もう一晩と録音室で長く終わらない夜を過ごしていました。そんな彼らと一緒にいたのはプロデューサーのジョージ・マーティンの他、本書の作者であるジェフ・エメリック-彼らのレコーディングエンジニアでした。
本当にたくさんの物語が録音室の中で起きました。
ビートルズはそこで即興で作品を作り、曲の内容についてプロデューサーと話し合い、レコーディングエンジニアと共に不可能ともいえる音響効果を完成させました。メンバー間における互いの包容と緊張、更には最悪の状況にまでなりました。オノ・ヨーコによって他のメンバーたちが不愉快になり、ひいては衝突を引き起こしてしまいました。たとえそうであっても彼らはロック史上におけるもっとも素晴らしい数枚のアルバムを完成させました。「アビー・ロード」がビートルズのもう一つの象徴となっていることに疑いの余地はありません。更には彼らのアルバムの1つには「アビー・ロード」と名付けられています。
アビーロードの町の風景もビートルズのアルバムジャケットに出現した。
最初のヒットシングル「ラブ・ミー・ドゥ」からビートルズと仕事を始め、アシスタント・レコーディング・エンジニアとなり、「リボルバー」でチーフ・レコーディング・エンジニアとなりました。そして最後の録音「アビー・ロード」まで作者はビートルズのレコーディング・エンジニアを7年近く務め、彼らの成長から解散までを見守って来ました。今、彼は最も偉大なバンドを記念するためにこれらの物語を伝えることを決めたのです。
—--博客来書籍館より抜粋
作者紹介:
ジェフ・エメリック(Geoff Emerick)
世界でも優秀なレコーディングエンジニアであり、プロデューサー。これまでエルヴィス・コステロ(Elvis Costello)、チープ・トリック(Cheap Trick)やジェフ・ベック(Jeff Beck)のレコーディングに携わり、2003年にはその生涯に渡る功績に対して「Tech Award」を受賞した他、グラミー賞を4度受賞している。
ハワード・マッセイ(Howard Massey)
経験豊かな音楽記者。11冊の著作があり、レコーディングエンジニアとしてもエルヴィス・コステロやクラフトワーク「Kraftwerk」など有名アーティストのレコーディングにも携わっている。
——博客来書籍館より抜粋