映像の始まりは、二人の空挺兵が戦火の中、警戒しながら誰もいない森の中を進んでいます。石造建築に辿り着き、中に入って通行料金を払わなければなりません…硬貨、紙幣、宝石などを使用してもよいです。兵士は二枚のコインを渡し、部屋に入ったら、自分の装備をおろし、ドアを開けると、各時代の異なった格好をした人々がバーに集まっています。よく見たら、ほら!様々なゲームのキャラクターではないですか? 皆は自分の信念、考えを語っています。誰のためなのか???誰のためなのか???「王様の世が長く続くように」のためではないです。マイケルのため、若いプレイヤーのためです。
ある1つのゲーム会社はデジタルエンタテインメントを売っています。その会社はどうやってプレイヤーに「遊び」というブランドイシューを伝えるか?今まで、PlayStationは毎年イメージCMを発表し、CMの内容は殆どゲーム商品に拘らなく、代わりに、遊びの楽しさを伝えています。言い換えれば、PlayStationのどうやって楽しく遊べるかのCMアイデアはLOGOを変え、他の会社で利用できないでしょうか?もちろんできます!但し、広告戦略にルールがあり、先にやった人が勝ちです。後にやる人は、それにKUSO(悪戯お笑い、ブラックユーモア)、懐かしいツボがある以外は、先にやった人が勝つルールは変わりません。そのため、PlayStationはどれくらい面白いコンセプトにしても、他の会社はそれに手を出せないでしょう。さて、今年PlayStationはどのようにこの概念を操るでしょうか?
Long Live the Kingというのは大作映画を好きな方は知っていると思いますが、大体の意味は「王様ばんざい」です。このCMをもう一度見てみましょう。CM名はLong Live Playです。私は「遊びばんざい」「遊び最高」の意味ではないかと推測しました。映像に出たバーにいる各人物の会話、自分の長所への自慢、戦う決心、英雄を集める合言葉など、大作映画によく出ているネタで、PlayStationの商品にある代表的なキャラクターを巧妙に表します。CMの会話、特殊効果、使うアイテム、各種類の近代兵器は壁に掛けてあり、現実の人をゲームのキャラクターと会話を演出し、すべての要素は的確に各ゲームのキャラクターの様子、性格を真似しています。各地の英雄達は何のために、この小さいバーに集まっているのでしょうか??私はアートディレクターと企画者の髪の毛を掴み、無理矢理聞きたくて仕方がないです。アートディレクターは何のため?プログラマは何のため?企画は何のため?徹夜で肝臓を傷つけるのは何のためでしょうか?あ~プレイヤーのためです。
ある一つのプロモーションビデオはいろんな接点があり、「ゲームのキャラクター」からクリエーティビティまで遊ぶことは、方法の一つです。二年前に、私もこのような映像の発想を考えたことがあります。ゲームの中に、ビッグボスとスモールボスに細心の注意を払ってミッションを手配し、朝起きたら、トラップをチェックし、昼間は演習を、またしかめっ面を練習し、兵器を整備し、夕暮れに準備万端でプレイヤーを迎えます。プレイヤーはボスの恐ろしさしか見えないですが、彼らが心を込めてゲームを準備したり、守ったりしているところは見えないのです。これらはすべてプレイヤーのためです……..。プレゼン後、皆が起立し拍手してくれなかったですが、素晴らしいアイデアと認めてくれたのです。そのアイデアは、今はまだ実行するチャンスがなく、少し惜しく感じますが、桃の熟成するタイミングはまだ来てないかもしれません…….
作者紹介
Bruce
台湾国内外のテレビCM制作。映画公開と配給、日本電通北京支社クリエイティブ提案チーム、ガマニア内部監督、日本ガマニア商品開発課長を歴任しました。