人の設計によってより良きものに変える便利機器―UX LAB起動!
ヒューマン設計センターUX LABが正式に起動したぞ!ユーザーの経験を検討することは、今後、グループ各部署にとって、必ずや助けとなるだろう。ユーザーがセンターのUIデザインコンセプトに溶け込み、グループが作り出す色々なものへの助力となるよう願ってやまない。UX LABとは、どのようなサービスを提供するのか、どのような特色があるのか、ラボの環境はどうなのか、全てみんなのために一つ一つお答えしよう。
UX LABの検討範囲
UX LAB(ユーザー経験ラボ;User Experience Laboratory)はユーザーの体験したことを各検討の起点として、「プロの評価」(Expert Review)、「フォーカスグループディスカッション(ある特定の共通点を持つグループへの取材)」(Focus Group Discussion)や「ユーザーテスト」(Usability test)などを含み、それによりラボを設置したりする。
ゲーム開発から言えば、開発段階にプロ(Expert)がユーザーの観点から、そのゲームのUI設計プロセスの完成度やその内容度を評価するが、プロが開発したものを量産する段階に入る際(内容が完成した時)、プレイヤーを募集して遊んでもらい、各UI設計に対するプレイヤーの反応を収集したりする。
UX LABのサービスはどこが違うのか。
専門的実行と科学的分析、これがUX LABが己に課す約束である。
専門的実行―プロの研究チームによる企画と実行研究
開発グループは、おそらく自分の疑問がどこにあるか、よくわかっているだろう。しかし、どのように系統的に回答を集めても解決できるとは限らない。こんな時に、プロの研究チームに任せてしまうのだ。研究員が開発チームの要求を聞いた後、掘下げインタビュー(In-Depth Interviews)や、フォーカスグループディスカッション(Focus Group Discussion)等を用い、違った要求から適当な検討方法を計画する。
プロの実行研究を利用するのだ。客観的に被験者の使用経歴(ゲーム歴)を観察したり、被験者の考えを深く取材することは、その解析を経た後、開発者の理解できる言葉に変え、開発チームが作りたい製品や、今ある製品仕様の改善の助けとなり、よりよいユーザー経験を提供できることになるだろう。
科学的分析―アイトラッカーを使ってのユーザーテスト
被験者の感覚は、このボタンは押しにくい、ミッションの文字が見えにくい等のように、言葉や見た目を用いて表してよい。どのようにしたらこのような主観的な記述、感覚に頼った推論的な研究結果を、客観的な科学的数字に表すことができるか、それは先進的なソフト、ハードウェアを組み合わせなければならない。科学的数字は、研究員の分析により、ゲーム開発者が更に明確に被験者(プレイヤー)の行為の脈絡を理解する助けとなる。
・アイトラッカーの紹介
応用科学研究の要求によって、ヒューマン設計センターUX LABは先進的なアイトラッカー(Eye tracker)、同時録画システム(Video Sync Pro)やプロ分析ソフトを配置した。使用者(プレイヤー)の注意、眼球の動きがどこにあるかを追跡し、科学分析を施し、被験商品上のどこに視覚動向や注意点があるかを推定する。ゲーム開発者は、これによって、プレイヤーが本当はどこに惹かれるのかという情報を正確に受け取ることができ、被験商品のUI設計がユーザーの認識に合致するかどうかわかる。更にゲーム開発に応用して、よりプレイヤーに近い設計に発展させることができる。
(図三)アイトラッカー
(図四)アイトラッカーによる分析
(図五)INTERACT分析図
・UX LABの環境紹介
次は、映像からUX LABを紹介しよう。
作者紹介
橘子ゲームヒューマン設計センター/ Afra Chen
ユーザーが中心となるUCD ( User-Centered Design )の設計方法、グループ各個人が処理する重要事項の実行及び改良を通して、橘子ゲーム自社製品をユーザーに最高の状態で提供できるよう、力を尽くしている。