多くの人が生搾りのジュースを飲むのは、健康、活力と豊富なビタミンCのためです。そのため、オレンジジュースは新鮮なだけでなく、搾りたてで、果汁100%のものが選択の基準となります。
しかし、実際に目で見て確かめる以外に、すでに包装されたジュースが、それを売っているのがジュース専門店であっても一般の商店であっても、新鮮搾りたて果汁100%と謳ったものが本当に新鮮がどうか、どうしたら確認できるのでしょうか?ひょっとしたらあなたの知らない粗悪なものが混入されているかもしれません!?
どのオレンジジュースも自身が最も新鮮だと謳っていますが、どうしたら瞬間的に理解できるのでしょうか。
統計によると、世界では毎日5億5千万リットルのオレンジジュースが売れており、その半分がヨーロッパに集中しています。このような厳しい競争環境において、仮にきらびやかなうたい文句とキャンペーン価格で人を引きつけたとしても、「本当に新鮮な搾りたて」だけがオレンジジュースを勝利の王道に導くことができるということを否定はできないでしょう。
しかしもしあなたの目の前で「注文を受けてから、その場で搾る」ということができない場合、一体どうしたら、このオレンジジュースが十分に新鮮であると信じてもらえるのでしょうか?
フランス第3位のスーパーマーケットチェーンであるIntermarcheは、消費者を観察することで、前代未聞で、まるで想像もつかなかった、時間に応じて名前が変わる商品を売り出したのです!
Intermarcheは回りくどいことはせず、新鮮さを連想させる美しい商品名をつけ、さらにオレンジジュースが製造された時間を直接大きく表示しました。それぞれのオレンジジュースの商品名はそれが搾られてジュースになったその時間なのです。この方法により、消費者にその新鮮さを理解させるとは、何とストレートなのでしょう!
分単位の新鮮さ
『8:36』のオレンジジュースを例にすると、その名前の示す通り、このオレンジジュースは8:36にIntermarche内で製造、包装、陳列されたものです。さらに時間により異なる需要量に応じてオレンジジュースを製造することで、ロスを防ぐと同時に新鮮であるという品質を確保しました。
▲全てがIntermarcheの中で起こり、オレンジジュースの品質が非常に新鮮であることを保証している!
▲陳列棚の横の大きなオレンジジュースの看板は、きっとあなたの注意を引きつける!
通常、新鮮搾りたてとうたった果汁100%ジュースには、お世辞も言えないほど高い値段がついています。売手も消費者が価格で品質を判断するという習慣を的確に把握しており、「私は本当に新鮮で搾りたてですよ。さもなければどうしてこんなに高く売れるのでしょう?」という印象を持たせ、あなたを騙すのです!
しかし製造時間を商品名に持つオレンジジュースは、1.5ユーロという比較的求めやすい価格です(約53台湾ドル)。
▲それぞれのパッケージでオレンジジュースの製造時間についてのショートストーリーを強調し、この商品が新鮮で、生産されたその時間からきていることを説明している。
Intermarcheはパッケージのデザインを変えただけで、消費者に一目でオレンジジュースの新鮮さを認識させ、ジュースが新鮮かどうか判断がつかないという混乱を解決したのです。さらに求めやすい価格もあり、売り上げに直接的に寄与しています。
他のパッケージのジュースが製造日でしか鮮度を表現できないのに対し、Intermarcheは分により自身が「一番新鮮」であることを証明したのです。あなたが消費者だったら、どちらを買いたいと思いますか?