ガマニア総本部で初めて開催されたGDEX(Gamania Game Developers Exchange)の内容は非常に豊富だと言えます。9日間連続の期間中、32のみっちりした開発共有ミーティングの他、同時にさらに韓国のKOG研究開発会社のCEO李鍾元博士も招待して、ガマニアにて専門テーマでスピーチを行いました。今回のGDEXのテーマを総括すると、ゲーム産業の最新技術と作品の紹介があり、研究開発チームの経験の共有があり、開発戦略と規範のPR、さらに国内外の大型ゲームイベントのフィードバックもあり、全世界の最新のゲームの趨勢と技術情報等、ありとあらゆるものがあったと言えます。
▲ガマニアの今回のGDEXでは特別にアクションゲームの開発を得意とするKOGのCEO李鍾元博士を招待。彼は「Tips for Action Games」と題して、ガマニアの研究開発者と彼のKOGでの開発経験を共有し合った。
▲めったにない機会を逃すまいと、すべてのガマニア人は非常にまじめに李博士が話す内容に聞き入っていました。
実は、2008年から、グループ研究開発センターでは続々と「ゲーム開発者大会(Game Developers Conference, GDC)」のような内部共有ミーティングを開催していました。主にGDC参加の仲間が会議の中で得た情報と新知識を共有することを通して、ガマニアの中のすべての研究開発者たちが参加する時間がなくても、依然最新のゲーム情勢を理解できるようにしたのです。 今年になって、研究開発センターはグループ内研究開発者の知識交流の機会を増やしました。特に今までバラバラだった共有の時間が、2週間集中に変更となり、同時に共有ミーティングの名称が正式にGDEXに決まりました。この時間を通してすべての研究開発者たちが効果的に充電でき、共有と交流のパワーによって、ガマニアの研究開発の実力が何倍にも成長してくれることを願っています。
GDEXの最大の意義は知識の共有だ
▲グループ研究開発長–郭炳
なぜGDEXと名づけたのか?グループ研究開発長の郭炳は言います。「GはGamaniaを表し、GameのGでもあります。Dは研究開発者、Developersです。EXはExchangeで、交流、交換の意味です。しかし同時にExpoの意もあります。私たちはGDEXがガマニア内で最大、最重要の研究開発のミーティングになり、これによってゲーム開発技術の各種新知識を共有できるようになることを願っています。」
開発ゲームについて、郭炳はこう考えています。「これは一つの『知識の密集』の仕事です。中には各種異なる専門技術分野があり、プログラム、企画または美術でも、製作過程において数多くの創意工夫、考え方、コミュニケーションと経験が引っ張り出されます。このような仕事をしっかりやり遂げるには、共有しようという態度がとても重要なのです。」
第一回のGDEXで、郭炳は特に開発チームにも、市場研究チームまたは技術サポートチームにも、必ずGDEXに貢献し、自分のまたはチームがこれまで得てきた貴重な考え方を提出するよう求めました。郭炳はこう強調します。「よい創意工夫は絶対に過去の経験から生まれます。よい経験だろうが、悪い経験だろうが、研究開発者にとってはいずれも役に立つのです。」
知識と技術の洗礼
今回GDEXのテーマ内容について、郭炳は《G!VOICE》にこう教えてくれました。「80%は主に外部からの最新の技術情報で、つまりガマニア人がGDCに参加後、まとめられてきた重点報告です。20%は内部の研究開発チームの経験の共有です。この他、ガマニアでは毎年会社以外の製作者を招き専門テーマで講演してもらい、これらの内容も一緒に統合します。私たちはガマニア内部のGDC、ガマニア研究開発者のミーティングが、それぞれの人がこの時間においてみな知識の洗礼と創意工夫の交流をする機会を得てほしいと願っています。」
どの共有ミーティングが特に重要ということはあるのでしょうか?郭炳は笑ってこう言います。「毎回がとても重要ですよ!」それから彼はこう補足します。「実は何というか、毎回のテーマはいずれもそれぞれ違った研究開発チームのために共有されるものです。あるものはプログラマーに対して、あるものは企画スタッフに対して、またあるものは美術スタッフに対してという形です。ですから私にとって、毎回(の共有ミーティング)が全部重要なのです。」
▲GDEXの開催期間、ガマニア総本部は毎日ほとんど4~5つの研究開発共有ミーティングが開かれていた。
郭炳に第一回開催のGDEXが満足かどうか聞きました。彼はこう考えます。「全体的によかったと言えるでしょう。しかし、今回のGDEXの準備期間は確かに慌しく、そのため形式上では比較的単調だと感じました。私は第二回のGDEXにはさらに多くの『ゲームコンセプト』を加える、例えばシールをデザインして参加した人がコレクションできるようにし、20枚集まったらTシャツ1枚、30枚集まったら30科目参加したということで、特別なプレゼントがもらえるというように、ミーティング全体を『コレクションゲーム』と同じように盛り上げてもいいと思います。」
その他、郭炳は、今後海外の研究開発の仲間たちもGDEXに参加できる機会があるべきだと言い、「結局この大会はグループの中のすべての研究開発者のためにあるのです。」郭炳がこのように言うのを聞くと、来年のGDEXはガマニア内のGDCにとどまらず、第一回の会議よりさらに大きく、さらに面白くなり、同時にガマニア人の遊び好きの個性にも近づくでしょう。ガマニアの研究開発者の皆さん、私たちと一緒に来年の第二回GDEXに期待しましょう!
▲第一回のGDEXでは全部で28名のガマニア講師が出動し、ガマニア研究開発史上最大の共有ミーティングと称された。
▲第一回GDEXのポスターとプログラム表。