▲2006年ガマニア祭りにおけるガマニア共同キャンプの「同心円」イベント。
「人材」は企業の最も基本となる要素です。どのようにして企業の従業員全員に幸せを感じてもらうかは全ての企業における重要な課題になります。一般的に言えば、企業経営者のスタイルが会社の経営と企業文化を決定します。台湾の現段階における伝統的な職場文化では、一切の業務を主導する企業経営者はその形態において、いまだに「仕事上の要求」が「企業の分かち合い」よりも多く、そのため会社員の幸福感指数はなんとか合格点に達しているという程度です。
2011年に1111人材バンクが会社員に対して実施したアンケート調査によると、在職中の従業員73.68%がその在籍する企業について幸せを感じないと考えており、60点を合格点とした場合、その在籍する企業における幸福指数の評価は平均でわずか63.4点でしかありませんでした。更にその理由を調べてみると、従業員が不幸せに感じる影響の要素は「社長/上司のスタイル/企業文化」が58.26%を占め、「成長性が無い」が53.64%、「不透明な昇進制度」が41.6%を占めています。また、その中で職務や業務のために不幸せに感じている会社員のうち、96.5%がそのために退職を考えているということが明らかになりました。従業員を引き留めておくのにも問題があるのに、更に優秀な人材を獲得しようとする話はできないでしょう。そのような企業がどうして永続的な発展ができるでしょうか?ハーバード大学のある研究によると、社員の幸福感が5%高まる度に顧客満足度は11.9%高まり、企業組織の効率もそれに伴って2.5%上昇するという結果が現れました。その事からも分かるように、企業の従業員の気持ちが明るく楽しく、幸福感が高まっている時、作業効率も同時に明らかに向上するのです。それこそ企業幸福力が競争力となる現われなのです。しかし、従業員の会社への幸福感はどこにあるのでしょうか。給与・ボーナスなどの物質的な待遇以外に、従業員のために更に「家庭」を考えてあげることです!
▲子どもたちの笑顔はガマパパ・ガマママたちが一生懸命働く最高のパワーなのです。
ガマニアは今、幸福の意思決定を絶えず行っています。意思決定の過程とその実施中にプラスエネルギーが発生し、次々と第2・第3の幸福の意思決定がなされます。従業員の安全な作業環境・安定した生活、そしてキャリアプラン・社内の健全な異動制度、さらにジム・社員食堂など健康で安全な生活と仕事に合う空間を提供した後、Albertはさらに仲間たちの「家庭」がケアできるようにしたいと考えました。従業員のためにもっと何かできないのだろうか、特に面倒を見てもらうことを非常に必要としている新生児が家庭にいる場合、Albertは皆が仕事を取るか家庭を取るかで忙しくなりすぎたり、悩んだりしてほしくなかったのです。そこで、2011年にガマニアのこども園を設立することを決めたのです。その意思決定は所管部門からサポート部門に至るまで、全てにおいてガマニアの楽しさの創造(Fun)・勇敢にチャンレンジ(Adventure)・インスピレーション(Mind-Inspiring)・革新的な創造性(Innovation)・栄光の追求(Laurel)、そして若さを保つ(Youth)のF.A.M.I.L.Yという企業価値と文化を実践しており、無数の幸福の意思決定によってガマニアの企業幸福力を表しています。 一つの企業が仲間である従業員たちの幸福感を創り出すには、幸福力がある企業になる必要があり、必ず成功した企業でなければなりません。なぜなら、私たちは市場の競争と素早い変化を知っているからです。だからこそ、まず市場で生き残らなければなりません。また、企業経営を向上させるには、必ず全体の経営管理、市場で獲得した利益とブランドイメージのいずれも相当の水準がなければ実現しないのです。そして、それらは絶対に経営者と仲間である従業員たち、つまり労使双方が共に大きな苦労と努力をして実現することなのです。それは幸福力のある企業だけがそのような驚くべき競争力を見せることができるのです。競争の激しい市場で相手と勝負するだけでなく、様々な危機を問題なく乗り越えられるのは、幸せな企業の従業員だからです。幸せな企業の従業員であるからこそ、自分の会社を十分に認め、帰属感を持ち、生死や栄光・恥辱も企業と共にしようと願うのです。「道のりが遠ければ馬の力を知ることができ、乱世には忠臣を知ることができる。」という言葉の通り、市場や外部の環境に大きな変化があった時に表れるのが企業の幸福力です。それは飛び上る為にしゃがみ込み、溜めた力を爆発させる力であり、更には逆転の鍵となります。そのうえ、幸せな企業は自然と消費者にも幸せをもたらす企業となります。なぜなら、幸せな企業はしっかりと従業員の面倒を見るだけではなく、必ずそれはサプライヤー・クライアント、そしてコミュニティなど外部との関係にも広がっていくからです。今回ガマニアが「ガマガーデン」を創設した過程の中で、社内で担当したり協力してくれた仲間たちから、協力してくれた工事会社・成長文教基金会・新北市に至るまで、この「幸福感」と力が広まっていき、ガマニアが依頼した仕事を受ける過程でその価値を認めて共に努力し、「ガマガーデン」をゼロから一歩一歩形作ってきたのです。「Family」・「企業の幸福力」-この2つの言葉は、見た目は温かく柔らかいですが、「Family×企業の幸福力」は中国の太極拳がわずかな力で大きな効果を発揮する力のようなものです。ガマニアが堅持するF.A.M.I.L.Yは、今回の「ガマガーデン」のプロジェクトにおいて、全てを円満に実践するための力の源となりました。そして、全員がそれを感受・感動・感謝することではじめて、このガマニアの幸せを永遠に活力のあるものにできるのです!