HOLE IN ELEVEN
マッチ売りのなでしこ:こけしマッチ制作所
A型の多い日本人は
真面目で硬く、完璧主義という印象を抱かせます。
しかし、近年、日本に現れたうつ病治療グッズには思わず微笑んでしまいます。
そして、その真面目の中に潜むユーモアあふれるアイデアには、脱帽せずにいられません。
ライターが発明されてからというもの、
マッチは徐々に没落し、そして姿を消していきました。
まさにマッチが忘れ去られようとしている時、
平坂公美と山田晶子という2人のなでしこが救世主の如く現れ、
絶滅に瀕していたマッチを救い、新たな命を吹き込みました。
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この創作マッチは1994年に生まれました。当時、平坂公美さんは広告会社に勤めていました。箱をテーマにしたあるコンテストで、ふと100箱のマッチを使って創作しようと思いつき、すべてのマッチ棒の頭に様々な表情とスタイルを描きました。その作品には深みのある日本文化の特徴が溶け込んでいます。手作りのレトロな感じが豊かな昔の人形は、いま大阪で最も人気が高いお土産になっています。それだけでなく、彼女たちは世界各国の様々な文化を含んだユーモラスな作品もたくさん作り出しています。下にあるのは「ラブ」をテーマにした手作り作品です。
しかし、このマッチグッズはすでに手書きから機械によるプリントに変わっています。創作マッチの販売で生活を支えることは本当に難しいため、なでしこの2人は依然として広告会社での勤務が本業で、マッチ売りは副業にしています。以下は機械でプリントした作品です。
The fire of love burns forever!
この小さなこけしマッチ制作所では、マッチ制作の内部メンバーのイラストも作成。なんと強力な陣営!
営業担当:山田晶子
製作担当:平坂公美
IT担当:西海真輔
こけしマッチ制作所サイト:http://www.kokeshi-m.com
画像ソース:こけしマッチ制作所
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筆者について
Gamaniabrandcenter
ブランドセンターのスタッフが共同で執筆するBlog。
デザイナー、プロデューサー、ミュージシャン、プロモーター、クリエイター、エイリアン……
様々な観点からブランド、マーケティング、デザインに対する見方や考え方を発信。
ブログ:gamaniabrandcenter.blogspot.com
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