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Category: ブランド観察

VR端末が単なる技術力をアピールしない時─空間及びコンテンツの融合

VR及びAI技術が今年のカンヌ国際広告祭で大ブレイクした中、モバイル部門及び エンターテインメント部門で受賞したニューヨーク・タイムズの作品《THE DISPLACED》が最も注目されました。 世界に約3千万人の難民の子供が戦争の原因で故郷を出なければなりません。シリアはその中の一つです。ニューヨーク・タイムズが難民をテーマにした映像がVRの技術を使用し、読者に臨場感を与える空間を作り、実際に難民の生活が体験できるようにしたことによって、読者がこの話題を重視するようになりました。 《THE DISPLACED》をVR端末で見ますと、難民の子供が彼らの難民生活を案内してくれます。ボロボロな家、教室など、「空間」を通し、文字や写真より更に感情に触れるのです。そして、感情を行動、重視さに拡大し、完璧にニュースのミッションを達成しました。 かつて、刺激を求めるジェットコースターなどの体で、 VR端末はよくブラントの戦略にエンターテインメント製品に応用しましたが、緊密にコンテンツと融合させ、消費者に伝わるのは珍しいことでした。なぜ、ニューヨーク・タイムズが先駆けで今回のマーケティング戦略を発想したのでしょうか。 その理由はVRが単なる技術力をアピールする端末ではない考えです。 ある人がこう述べました。最も成功なデジタルマーケティングは20%のテクノロジーを80%の消費者観察を加えた結果です。ニューヨーク・タイムズがそのポイントを把握したのです。空間を人の感情に影響力があることを広げ、VRをビジュアルのどこでもドアにしたことで、消費者を難民のいる空間へ連れ、そして、消費者が教育性のある視覚の衝撃を受けたのです。その行動を完成した消費者はニューヨーク・タイムズのレビューがなくても、自然に反省や同情心に溢れ、話題に注目するようになります。更に寄付する人もいたそうです。 ソース:https://goo.gl/Sz8vHz  

IoT広告はもう、カタログではない

IoTの概念は映画の中にすでに登場し、1995年にはビル・ゲイツが未来を思い描いた著書『ビル・ゲイツ未来を語る』で最初に討論しています。その後、1998年には、IoT(Internet of Things)という言葉がアメリカのマサチューセッツ工科大学のAuto-IDセンターのエグゼクティブ・ディレクターのKevin Ashtonが RFID (無線周波認識技術)の研究時に正式に言及しました。 20年を経て、テクノロジーは次第に成熟し、IoTも映画の世界だけでなく実現化し始めました。木村拓哉主演の『Mr. Brain』のように、多くのドラマでもIoTが大量に使われています。   しかし、台湾の広告のIoTに対するイメージは未だ「未来を形作る」に止まっており、大量の未来のイマジネーションは、まるでそれらが未だに実現していない技術のようです。例えば、電信業者の大手企業が2013年に発表した広告では、大量のバーチャルの光と影、線でIoTを表現していました。このような広告の手法は、テクノロジー感を伝えることはできますが、同時に距離感を生みます。ビジョンについての説明ではなく、IoTのダイナミックな動くカタログという形で各種の可能な応用形式を紹介しているにすぎません。   優れた広告マーケティングは、人の心にダイレクトに届き、より生活に浸透することができます。韓国の電信業者SK Telecomは、今年IoT技術のためにユーモラスな広告を発表しました。互いにいたずらを楽しむハッピーなライバルのカップルを主役にしたものです。これまでのいたずらの方法といえば、妻が夫におかず無しの白米だけのお弁当を持たせるといったものでしたが、このIoT時代ではいたずらの方法もさらにレベルアップしています。どのシーンでも、IoTの生活における応用を表現しているだけでなく、よりリアルな人間らしさに溶け込んでいます。ここで最も重要なのは、消費者の試してみたいという欲求を刺激しているという点です。   見終わった後、思わず口元が緩み、自分もIoTでいたずらしてみたいと思いませんでしたか?もし答えがイエスなら、この先どんな新しいテクノロジー、新商品のマーケティングを行う時でも、作ろうとしているのは電子カタログなのか、それとも欲求を刺激する広告か、必ず自分に問いかけてみてください。 参考資料: https://goo.gl/fLlUBR   画像引用元: http://goo.gl/7eVgpqhttps://goo.gl/cHzKpT

My Dear、コンビニが大きくなったよ!コンビニ進化大改造!

あなたは週に何回コンビニに行きますか?台湾のコンビニ密度は世界一で、数年前にはすでに1万軒を超えています!統計によると、3人に1人は毎日コンビニへ行き、1回あたり平均で約71元消費するとのことで、台湾人の生活はもうコンビニと切り離すことはできません!し烈な競争の中、台湾のコンビニはそれぞれ奇抜な方法を繰り出し、ポイント、アイスクリームのヒット、ショートムービー等様々な販売手法により消費者の心を掴もうとしています。さらに重要なのは、コンビニに入れば、あなたはきっと何かしらの変化に気がつく事です。新たなコンビニにはイートインスペース、トイレ、ネットワークが出現するようになり、さらにはベーカリー、食品軽食等の複合式カウンターまで出現しています。斬新な空間デザインはコンビニの新時代がすでに到来したことを表しています! コンビニはアメリカのガソリンスタンド横の小さな店が発祥で、東アジアでも1980年代後半から流行し始めました。店の面積が小さく、製品の差別化が高くないため、コンビニは高い回転率-早く売れ、早く商品が到着するということに頼り利益を維持しています。そして一般の人々の印象では、コンビニは効率、スピード、即時性を重んじており、消費者のほとんどは慌ただしく行き来していました。現在では快適な空間デザインが増え、人の流動がゆっくりになりましたが、一体どのようにして販売を動かすのでしょうか?   ▲昼のコンビニは食事をとる人でいっぱい! ファーストフード店の衰退?コンビニが外食市場を占領 2014年E-ICP資料によると、外食人口の77.6%がコンビニで食品を購入しており、デリカと飲料を組み合わせる販促方法により、すでにサラリーマンの第一の選択肢となっており、売上高はファーストフード首位のマクドナルドを超えています。イートインスペースを設置して消費者により快適な空間を提供し、コンビニが一新。食事をして休憩する新たな選択肢になりました! ▲コンビニは常に異業種と組み消費者により多様な商品を提供してきた。 様々なニーズを満たす!食品もスイーツも選びたい放題 昼食にはその場で選んで作ってもらえるライスヌードルが食べたい?FamilyMartに行けば食べられます!午後はうとうとして眠くなるけど、パワーをチャージしたい?そんな時はHi-Lifeのホカホカ焼きたてパン。セブン-イレブンのドーナツも捨て難い!好みにうるさい消費者を満足させるため、現在のコンビニではレンジ食品だけでなく、多くの特色ある商品を自ら開発したり、異業種と組みバラエティ豊富な食品とスイーツを提供しています。あちこち行かなくても、近くのコンビニへ行けば、非常にゆったりとして心地よいアフターヌーンティーを楽しめるのです。 顧客を引き留める!人の波=金の波? 「アフターヌーンティーはFamilyMartで!」コンビニのイートインスペースには実質的な効果・利益はないように見えますが、顧客の滞在時間を延ばし、各顧客の消費額と来客数を増加させることができるのです。コンビニ各社がイートインスペースを増設すると、デリカの売上が期せずして一致し1、2割以上も伸びており、策略が功を奏したのは明らかです! ▲道端のコンビニでも野菜が買える?生鮮商品も現在コンビニ各社が開発に努めている市場です。 将来、あなたの考えるコンビニはどのようなものになるのでしょうか?旬の野菜、果物、新鮮な肉が陳列されている?オーディオビジュアルのエンターテイメントスペースがある?手の込んだ家庭用品を買うことができる?そこにあなたのニーズがある限り、コンビニには永遠に進化の余地があるのです!コンビニが大型化して外食市場に攻め込み、量販店では小型コミュニティの店構えが増えています。不明確だった境界線がサービスを至上とする未来の動向を徐々に露わにしており、より便利で全面的なサービスを提供した者が、市場の勝者となるのです! 参考資料:http://goo.gl/9yIxUShttp://goo.gl/7zFQnXhttp://goo.gl/Fg9QrEhttp://goo.gl/mZg0XOhttp://goo.gl/GN4bCahttp://goo.gl/eDr6Vphttp://goo.gl/RwN1t6http://goo.gl/XoP4RD   画像引用元:http://goo.gl/2BH1Nihttp://goo.gl/Sfmf8mhttp://goo.gl/N0VWHkhttp://goo.gl/a45F9c

簡略化をコンセプトに、子供と一緒に豊富なブランド個性を創作

年末年始の雰囲気が徐々に濃くなるにつれて、多くのブランドがこの特別な時期に感情とコミュニケーションへ訴えるプランを作りました。クリスマスは、家族、友達、恋人の祝祭日ですが、誰が最も重要な人物でしょうか?それは子供達です。子供達に夢を見続けてもらうため、大人達が彼らのためにすることは、子供達の夢を実現することです。自分の内に存在する童心に代わって夢を実現します! 以前に共同創作はブランドマーケティングの新しいトレンドだと紹介しましたが、今回は2つの特別共同創作企画を紹介し、クリスマス前に子供達の夢を実現しました。このような共同企画を通じて、豊富なブランドの個性を打ち出し、各消費者の童心を刺激して、消費者にブランドへ深く共感してもらいます! シャボン玉はどんな味がするか当ててみて?ポップコーン!?Microsoft-Julia’s Flubbles Machine   子供の頃、皆クレイジーで、おかしな考えを持っていて、もしそのとき、誰かがあなたを信じて、あなたのアイデアをサポートして、それを実現したら、とても素晴らしいことではないでしょうか?マイクロソフトは11月にoffice365を発売し、ドキュメンタリー「ジュリアの味付きシャボン玉機(Julia’s Flubble Machine)」を紹介し、特別な味がするシャボン玉を作る機械から、これは味付きシャボン玉機(Flubble Machine)と呼ばれます。この素晴らしいアイデアを叶える事は難しいですが、若干8歳の少女ジュリアはoffice365によって、彼女のアイデアを実際の形にしました! この動画を通して、マイクロソフトは「素晴らしいアイデアはどこからでもやってくる。」という企業スローガンを伝える事に成功し、このような実際のプロセスを通して、「正しいツールを使えば、すべて可能である。」と証明しました。子供をテーマにマーケティングを伝えましたが、実際のターゲットは大人のユーザーで、消費者へ子供でも簡単に使用する事ができ、楽しい体験を手に入れられるので、大人なら尚更だと訴えています!子供とコラボすることは、消費者へブランドに対する好感をもたらすことができ、更に簡単に情報を伝え、直接的でマイナスイメージを持つ事無く、各消費者の童心に訴えかけます! 絵の中の友達が本物に!無期限で自由に駆け回る子供をサポート! IKEA-soft kid for education   世界の貧困地区の子供達が教育を受けることによって、より良い未来を手に入れるため、IKEAはユニセフとセーブ・ザ・チルドレンと協力してSoft Toys For Educationの慈善公益活動を行い、このプランを通して、IKEAは人形が一つ売れる毎に1ユーロまたは1アメリカドルをこの機構へ寄付します。このプランはすでに実績があり、今年は初めて子供がデザイナーとして、共同で多くの子供の玩具を作り、全世界で最終的に10作品が入選し、台湾からも1作品入選しました! すべての子供には夢があり、自分の絵に本当の命が吹き込まれ、目の前で楽しんで生き生きしていることを想像してください!このようなコラボは、好感度をもたらすだけでなく、ブランドに豊富な個性や消費者の感情へリンクさせます。子供をテーマにした方法は、簡単に消費者の心の中にブランドのプラスイメージ、例えば “若さ”、“オリジナル創作”、“アイデア”、“楽しみ”、“自由”というブランドイメージを連想させます。子供の視点から世界を見て、たくさんの不可能を可能へ変えていきます。

『TIME』がSNSを利用し、ブランド危機を救う力に

 アメリカの『TIME』(Time Magazine)は、現代で最も地位と影響力を持つ刊行物ブランドです。そのハイスタンダードなカバー写真の数々が名作と評されてきました。しかし、今年の8月17日に出版された雑誌の表紙は思いもよらぬ仕上がりで、最悪の表紙であると酷評されました。 この「バーチャルリアリティー」(Virtual Reality)をカバーストーリーとする表紙で、バーチャルリアリティー技術の研究開発会社である「Oculus VR」の創設者、パルマー·ラッキー(Palmer Luckey)が表紙を飾りました。写真の中で、Palmer Luckey氏はPOLOシャツにジーンズを着て、空に浮かんでいるように両手を広げ、背景には砂浜がレイアウトされました。多くの評論で、ライティングも編集も無く、背景の組み合わせも最低で、残念なことに、そのシチュエーションのイメージが伝わらず、カジュアルすぎるファッションに加え、こっけいな動作で美的センスがゼロなだけでなく、間接的にVRの印象を損なっていると酷評されました。 悪評の数々だけに終わらず、ネットユーザーももちろんこのような滑稽な写真を放っておくわけがなく、盛大なパロディ画像のお祭り騒ぎがくり広げられました。 Tidus5005 PellyNV Matt Ufford arranseaton bbofun Joseph M.Santi Joseph M.Santi Nibel 毒舌なネットユーザーのパロディ画像の数々に対し、『TIME』は、これといって弁明はしませんでした。彼らはユーモアで対処することを選択したのです。最も素晴らしいと認めた37作品を自身のサイトで発表し、チャンスとばかりに今期の雑誌に取り上げ、勢いに乗じてネットユーザーがコラムを読み、バーチャルリアリティーが私たちのエンターテインメントスタイルをどのように変えるのかを理解できるよう、カバーストーリーのコラムのリンクを提供しました。 http://time.com/3987961/virtual-reality-time-magazine-cover-memes/

刺激的なマーケティング体験―型破りな挑戦を奮い立たせる

単純に製品の特性と品質を強調するだけのマーケティング時代はとっくに過ぎ去り、どのように顧客の印象とハートを掴むか、人の心を捕らえるブランドを作り出すことは全てのマーケティングの試練です。 「マーケティング体験」とは正に顧客が印象を持つブランドへと操作する手法で、その中でも特に優れているのが、COCACOLA、IKEA.などのブランドで、もちろんDisneyもそうです。COCACOLAはいくつかの販売機のケースや、みんなが一緒に組み立て運動をしてようやくコーラを買うことができたり、2つの瓶の蓋をそろえると蓋が開いてコーラを飲むことができるというものがあります。IKEAは展示販売オンラインAPPがあり、DisneyのDisney landは言うまでもなく、消費者にあのすばらしい世界を体験させます。これらのブランドは歓び、感動をもたらしてきましたが、今日は、私達はやさしいマーケティング体験ではなく、もっと刺激的なことを語りましょう! 「TheNorthFace」もしも床板が突然消えてなくなったら、どうしますか? The NorthFaceはアウトドアスポーツ用品を経営するアメリカのブランドで、常に自ら挑戦することを勧めます。 「TheNorthFace」もしも床板が突然消えてなくなったら、どうしますか? The NorthFaceはアウトドアスポーツ用品を経営するアメリカのブランドで、常に自ら挑戦することを勧めます。 楽しく町を歩きながら洋服を選んでいる時、突然!地面が消えてなくなり始めたら、まず思うことは何ですか?地球温暖化がとうとうやってきた?それとも原子力発電所がついに威勢を発したか?実は、TheNorthFaceが韓国で仕掛けた面白い“街頭””実験で、TheNorthFaceが刺激的で、挑戦するブランドであることを示し、買い物中でもあなたに勇気のある挑戦を味わってもらい、それが成功すれば、この体験を通して十分にブランドの主旨を伝えることができたということです。 ▲店の地面が消えると、挑戦者は必然的に岩に登りつづけ、30秒内にジャンプしてNorthFaceのジャケットを掴みます! 「UN Women」エジプトの男性に自分の母の名を呼ばせる 周りの人と男女平等について討論する時、実は場所によっては言うことさえできなくて、ましてや討論などなおさらで、彼らにとってはありえないことなのです。 「UN Women」は国連の1つの機関で、全世界での男女平等、女性に権利を与え、女性への暴力などの反対を推進しています。2013年には考えさせられる広告で成功し、この議題について皆が重視しこれについての討論を引き起こしました。 ▲女性を平等に対応します ▲女性が受け入れることができない慣例は… ▲女性には自分で決定する権利があるはずです。 ▲女性はもう差別されるべきではありません。 2015年に「UN Women」はエジプトの男性に、3/21の母の日に、大声で母の名前を言うことを推進しました。 多くの中東国家の子供は小さいときから、低階層の子供だと他人に自分の母の名前を知られると教えられています。他の人に母の名前を知られると、それでからかわれるのが次第に風習になりました。人に母の名前を尋ねられると驚き、恥かしいと感じます。この映画は、コミュニティでの名前を、母の名前に変えることを推進しています。 小さな行動から男性の思考の型を破り、対話から社会の禁忌を打ち破ります。社会の雰囲気の変化には時間や下準備が必要で、もしかするとすぐ前進できても、次の日はまた後退するかもしれません。しかし突破する刺激や、少しずつ変化し異なることは、マーケティング体験は体験以外のある種の意義があります。 出典:https://goo.gl/0SJ9EX

MOVEMBER:チャリティーブランドでも個性を楽しむ

オーストラリア発のチャリティーブランド・Movemberは、Adam Garoneによって2003年に創設されました。髭を再度流行させたいと考えていたところ、髭を蓄えて男性の健康問題に結び付けて話題づくりを行おうと思いつきました。10月には乳がんの予防治療を啓発するピンクリボン運動が行われており、11月は男性の健康問題についても考えてもらう好機だと考えたからです。そこで、Mustache(髭)とNovember(11月)の2つの言葉を掛け合わせ、11月にみんなで髭を蓄えて募金を呼び掛けるMovember運動を始めました。それから12年後、Movemberは精巣がん、前立腺がん研究の最大の協賛者となりました。ブランドの公式統計によると、昨年11月には合わせて70万人以上が運動に参加し、7500万米国ドルの募金を集めました。 Movemberは、涙を誘う広告を出したり、感情に訴えたりせず、ユーモアかつユニークなコミュニケーション方法でブランドのオリジナリティを表現しています。そのことはボランティアに対する呼び方からもうかがい知れます。Movemberでは男性ボランティアをMo Bro、女性ボランティアをMo Sistaと呼び、友達のように呼び掛けることで、気楽で友好的な雰囲気を形成しています。また、Movemberの広告戦略は、ブランドのユーモア、ユニークさを延長し、髭を蓄えて資金を募るMo Broがヒーローイメージを打ち立てることを試みています。 ▲公式のMo Heroシリーズの映像のほか、アメコミヒーローやスターに髭を付けたオリジナル作品もある。 パートナーがひげを蓄えることへの女性の抵抗を和らげるため、Movemberの広告は、イベントに参加するMo Bro像を作り上げ、Mo Sistaの自慢と感じられるようなものとなっています。 チャリティーイベントやチャリティー食事会とは厳かになりやすいものです。Movemberはこのような枠組みを取り払って募金活動を大きなPartyへと変え、多くの人が参加したいと思うものにしました。多くのブランド、公共機関までもがこぞって製品に髭を書き加え、この盛会に参加しています。11月1日の髭剃り日、髭ランニングイベントやイベント終了後の盛大なパーティーを問わず、Movemberはみんなで一緒に楽しみ、チャリティーを行う雰囲気を作り続けています。 ▲Movember Gala Partyは募金者が仮装して出席し、パーティーでは今年度の最優秀髭造形賞、最優秀服装造形などの表彰が行われる。 ▲多数の航空会社がMovemberイベントに賛同している。 一つのブランドストーリーを伝達するよりも、Movemberは募金者自身にストーリーを語らせるほうが得意です。彼らはメンバーに周りの人たちに髭を蓄える理由を伝えることを奨励しています。ウェブサイトに専用エリアを設け、各Mo Broの募金専用ページを作成してイベントに参加する経緯を書かせ、ソーシャルネットワークメディアを通じてイベントを広めています。イベントを素早く世界中に広めるため、Movemberはコンセンサスを導入しています。メンバー自らがMo Party募金イベントを開催するように奨励し、Movemberは広告デザインの提供と推奨マニュアルの提供のみを行います。このような方法により、Movemberは広告費用を削減できるほか、Mo Bros & Mo Sistasの人脈を通してより効果的にブランドの知名度を世界中に広めることができ、昨年までに21の国、51の都市の賛同を得ています。 ▲募金専用ページにはMo BroのMovember参加歴と参加理由、個人とグループの募金に応じた金額などの情報が掲載され、メンバーはページ下のメッセージエリアを通じて寄付者とコミュニケーションを図れる。

消費者と手を取り、未来のブランドを共創する

ここ2年「共創」(Co-creation)という単語が多く話題にされ始め、Michael Dellは「共創」こそがDellを創造する絶好のチャンスと信じ、P&G前執行長A. G. Lafleyは、ブランドは顧客と共に作らなければならないと考えていたりと、彼らは最初から最後まで「共創」に参与しています。BMW、SONY、LEGOが次から次へと「共創」ネットワークのプラットフォームを作り上げ、フォーチュン500企業はすでに積極的に消費者との共創概念にブランド策略を溶け込ませている時、あなたはまだ一人でもがいているのですか? 共創とは何か? ブランドが製品と価値を作り、消費者がお金を払って手に入れる旧時代の商業モデルは、次第に「共創」概念を出発点とした経営パターンに取って代わられるようになりました。「共創」概念とは消費者を中心に、彼らがブランド価値の創造過程に参与することで、商品棚に並んだ数十種類の商品を見比べる必要なく、また気に入った商品がない苦悩を味わうことがないよう、主導的な立場となり、ブランドの研究開発、マーケティング活動、広告のアイデアの考案、更には価格戦略にまで関わることです。この大胆な戦略は、今まさに多くの有名ブランドが注力し実践する方向に向かっています。一体どのように「共創」概念を企業価値に取り入れたのでしょうか?2つのすばらしい実例をご紹介しましょう。 LEGO IDEAS:ユーザーを製品開発に参与させる レゴファンは創作と作品の特性を討論することが好きなことから、レゴはLEGO IDEASネットワークのプラットフォームを打ち出しました。ユーザーの作品がレゴの新作となるというチャンスで、夢の舞台があるのです。ユーザーが作品をプラットフォームでシェアし、期間内に1万票の支持を集められれば、レゴの製品開発チームが商品化会議を開き、最終的に承認された作品は市場で買うことができます!レゴはファンから新しい製品のアイデアを引き出し、商品化可能な製品に投票してもらい、買いたい価格を決めてもらうことで、消費者の好みと受け入れられる価格帯がずばり分かるという仕組みです。こうして消費者とブランド間の境界線をなくすことに成功し、消費者をレゴの一員とするパートナー関係を築き、レゴファンのロイヤリティによりライバルに圧倒的に勝利するのです。 ▲    レゴのゴーストバスターズ30周年記念版は、LEGO IDEASネットワークのプラットフォームで、ユーザーからの支持を得て販売された作品です。 Doritos:素人製作の広告を大胆に採用 アメリカン・フットボール優勝決定戦-スーパーボウルは、1億人という驚異的な視聴率で、新商品のプロモーション、知名度を上げるのに欠かせないチャンスの場となっています。2014年では、広告費は毎秒1.2億台湾ドルで、高額なコストと広い視聴者層が広告業者にとって極めて大きいリスクであることから、さすがに看板商品に20~30億もつぎ込む人はいません。そのため、DoritosはCrash the Super Bowlイベントを催して、国民全体にDoritosの広告製作コンテストのスーパーボウルを作りました。100万米ドルの高額賞金を得るため、コンテストの参加者は一生懸命自分の作品とイベントを広めます。イベントの熱狂は5ヶ月も続き、Doritosの素人製作の広告は、通常スーパーボウルが終わった後に観衆によりお気に入りのものへ投票されます。Doritosは大衆にアイデアを借りて成功した例で、共創概念が企業広告におけるマーケティング戦略の可能性を示しました。 2014年優勝ビデオ Doritos Time Machine もちろん、消費者との共創にリスクがないわけではありません。ニューヨーク警官がイメージアップのために始めた「#myNYPD」キャンペーンで、ネットユーザーにTwitterでとニューヨーク警官と一緒に写った写真を投稿してほしいと呼び掛けたところ、ネットユーザーの不満ばかりを集めることになりました。短い時間でNYPDのTwitterオフィシャルアカウントはニューヨーク警官のいささか業務執行の度を越した写真がアップされ、更には国際的なスキャンダルになり、かえってNYPDの悪態を広めることになりました。NYPDの痛ましい経験の中から、ブランドにマイナス面のイメージを与えることもあることがわかりました。消費者とブランド共創する際は、よく考えてみましょう。 ▲   NYPDが法の度を越した事件を何度も起こしたために、イメージアップのためのキャンペーンがニューヨークのネットユーザーの不満ばかりを集めることになりました。

都市マーケティングの新たな模範!くまモンが世界で萌旋風を巻き起こす

商品のブランドマーケティングについてはもう当たり前で、コマーシャル撮影、PRイベント、イメージキャラクター、ネット拡散等、頭の中ですぐに様々な方法が思い浮かぶかもしれません。しかし、今日PRしなければならないブランドが一つの都市だとしたらどうでしょうか? 熊本県は、人口わずか180万人の日本の伝統的な農業県で、この秘密兵器-くまモンを新たに開発し、これを頼りに、熊本県は全国での知名度を9割にまで飛躍させました。観光者数は約19万人増加し、さらに2012年のくまモンの関連グッズの売上高は実に293億6千万円に上りました!最近では台湾のコンビニエンスストアでもブームに追いつこうと、くまモンのシリーズ商品を販売しています。田舎のまちからやって来たくまモンは、一体どのようにして世界の舞台に躍り出たのでしょうか?《G!VOICE》と一緒に探ってみましょう! 都市マーケティングの多様な姿 観光は各国が発展を競う新たな経済で、故郷の風土や文化にもっと人々の注目を集めようと、まちがあれこれと懸命にアイデアを模索しています。文化クリエイティブ産業を国家の重要な発展方向の一つとしているイギリスは、アートフェスティバルによって、国内外の人々がこぞって訪れ、ロンドンの博物館ではApp (Streetmuseum)を製作し、拡張現実を通じて街を歩きながら歴史の再現を目にすることができます。また、オーストラリアで盛んなワーキングホリデー、さらに話題性十分の「世界最高の仕事」など、都市の知名度が大幅に上がり、さらに経済が繁栄し、地方により多くのチャンスを創造します。 田舎の農業県でも、熊本県はより多くの隙間の獲得を期待しています。九州新幹線の熊本駅の開通のチャンスを狙い、全くマーケティングのバックグラウンドの無い熊本県の公務員らが情熱を胸に一連の計画をスタートしました。まず現地の作家小山薰堂氏、デザイナーの水野学氏に依頼してくまモンの原型を完成させ、その後、街頭での突撃PR、名刺を送るなど、一歩一歩足跡を残しました。さらに思わず笑ってしまうような動作を特別に研究し、くまモンはユーモアたっぷりです。311の地震により、くまモンは順調に目立つことはできませんでしたが、街頭イベントと面白くて可愛いネット動画で大きな話題となりました! 版権フリーで全世界に広がる 大きな話題となった後、くまモンブームをどのようにして継続させ、より多くの人に知ってもらうか?熊本県政府は大量の露出戦略を採用しました。熊本県のPRに関連していれば、無料でくまモンの肖像権を使用することができるのです!熊本県はロイヤリティーを犠牲にし、損して得を取る方法でくまモンの知名度を手に入れました。誕生から現在まで、くまモンのライセンス商品は累計で2万点以上にのぼり、衣食住、交通、教育、娯楽、全てをカバーしています。最近では海を超え、台湾のコンビニエンスストアの新たな寵児となり、その人気の高さがうかがえます! 大量のライセンスにより、くまモンの価値はぐんと上がり、熊本県庁の統計で、一昨年の関連グッズの売上高は293億6千万円に達し、多くの現地の小企業がくまモンのライセンス商品により、新たにマーケットに参入するチャンスを見出しました! ▲くまモンのライセンス商品の種類は非常に多く、TAMIYAが販売したくまモンのミニ四駆は、発売開始から即完売した。 くまモンから熊本県を知る 従来の都市マーケティングの多くが自身の特色を運用する方法をとって来ましたが、くまモンは別の新たな模範を築きました。まずキャラクターで心をつかみ、それから地方を知ってもらう。商業製品のバーチャルイメージキャラクターはいくらでもあるものの、都市にとっては、成功例はほとんどありません。くまモンチームはこう言った戦略を大胆に採用し、また綿密で包括的な話題操作を通じてくまモンを日本全国で流行させ、さらに世界へと進出させました。 都市マーケティングは伝統文化や特色ある観光スポットをPRしなければならないなんて誰が言ったでしょう?くまモンのケースが別の可能性を体現しました。現在、くまモンの世界観はますます完全になり、「熊本県営業課長」の役職がつき、オフィス、ファンクラブまであります。毎日訪問スケジュールをこなさなければならず、時々失踪騒ぎでファンたちが捜索することも。さらに、去年の7月にくまモン広場が建設され、多くのファンを満足させるだけでなく、地方文化の一部となりました。 ▲くまモン広場に設置された課長のオフィス ▲くまモン広場には限定の関連グッズの販売コーナーが設置されている 参考資料:http://goo.gl/94T3Sqhttp://goo.gl/ul0tmFhttp://goo.gl/fCglrbhttp://goo.gl/kYRhOVhttp://goo.gl/Qd00Pr イメージソース:http://goo.gl/tgNvinhttp://goo.gl/zZVwY1

手帳のほかに、Moleskineは現在もまだある……

▲(画像ソース︰www.moleskine.com) モバイルデバイスのブームは数年続いていますが、紙の雑誌が何種類か淘汰されているのは言うまでもないことで、現在は紙の手帳も新たに活路を見出し、副業もしないといけません。有名な手帳ブランドのMoleskineは相次いでiPhone、iPadのIncaseとそれほど使い勝手のよくないAPPを発売した後、現在はまた新たな名品を生み出しました。今年のミランデザインフェスタで一際輝いていたのが最新シリーズの手帳、お!手帳ではありません!それは眼鏡、鉛筆、ボールペン、携帯方読書ライト、読書スタンドと何種類もあるカバンだったのです。 ちょっと見ただけでは、Moleskineのこの動きは本当にみんなわけがわからず、「伝説の手帳」を誇りとしてきたブランドがなぜ他のブランドに発展するのか?と疑問に思わせるものでした。しかしよくよく考えれば、あなたもMoleskineの深いところからの危機意識に気づくでしょう。私たちはSmart Phoneが出てきた後、私たちは記録するということについてますますモバイルデバイスに頼るようになったと思いませんか。結果として実にたくさんの使いやすいAPPが出てきて、しかも携帯電話なんだから、いつも身に付けているじゃないかということで、自然と手帳にメモするという機能を取って代わるようになりました。この状況で、手帳のみを生産するMoleskineでは危機感を生み出さないわけがありません。座して死を待つくらいなら、自己ブランドの視点を伸展させて、「書く、閲覧する、持ち歩く」という三つのコンセプトで新たなシリーズの製品を発売することにしたのです。 新製品ながら、 Moleskineは数多くの手帳における重要な定番的な要素を残しています。例えば伸縮するリングや、なめらかなエッジと黒い表面等です。Moleskineファンにとって手帳でなくとも、このブランドであるがゆえに買い続けてもらおうと意図しています。この手法はRimowaにもちょっと似ています。スーツケースから身を起こしたとはいえ、防湿ケース、眼鏡ケース、シガレットケースまで売り出し、さらには先ごろインターネット上でiPhoneの Incaseを売り出すというニュースまで見かけました。とにかく、RimowaのIconicのデザイン的要素と品質が残っていれば、ファンは喜び勇んで買いに走るのです。 しかし、結局この両者は一緒に並べて論ずることはできません。Rimowaはどんな新製品を発売したとしても、キーワードはそのアルミ製材質に代表される堅固なイメージです。ただMoleskineはこれと異なり、ほとんどフィーリングと伝説によるものであり、ゴッホやヘミングウェイが生き返ってMoleskineがデザインしたカバンを背負い、Moleskineの鉛筆と読書ライトを使用してもおかしくないほどです。Moleskineだけが、これらの新製品を市場で評価を受けることができるのです! ▲(画像ソース︰www.moleskine.com) 新シリーズは全てイタリアのデザイナー Giulio Iacchettiが手がけたデザインで、彼は伸縮リング、滑らかなエッジと黒い表面といった多くのMoleskineの手帳デザインにおける重要な定番的要素を残しています。 ▲(画像ソース︰www.moleskine.com) 「書く、閲覧する、持ち運ぶ」の三つのコンセプトを通して、Moleskineは今回いまだかつてない新シリーズ製品を発売します。 作者紹介gamaniabrandcenterブランドセンターメンバーが共同でつづっているブログです。内容はデザイナー、企画者、ミュージシャン、展示企画者、クリエイター、宇宙人……にブランド、マーケティング、デザインについての見解と観察を提供するものです。ブログ:gamaniabrandcenter.blogspot.com

Jaime Hayón X丸若屋の東西をつなぐコラボレーション

「丸若屋」がJaime Hayónという人気デザイナーにコラボレーションを持ちかけなかったら、今でも「丸若屋」の三文字を目にすることはなかったでしょう。まして「上出長右衛門窯」という130年の歴史を持つ窯元が誇る匠の精神と食器の文化など知る由もなかったはず。つまり「スター効果」、「コラボレーション」という2つのキーワードは今も十分に通用するということ!特に、これによって「マスコミ報道」に取り上げられることに加えて新しい製品の火種をともすことができれば、それは絶好の投資となります! このコラボの物語は2009年のTokyo Design Weekにさかのぼります。「丸若屋」の丸若裕俊社長はデザイン週間にスペインの工業デザイナーJaime Hayónと出会いました。Hayónの名声は言うまでもありません。工業デザインのジャンルではPhilippe StarckやKarim Rashidなどの巨匠と肩を並べるデザイン界の風雲児でした。では「丸若屋」とは?2007年創立の「日本の伝統の行方」に取り組むクリエイティブデザイングループです。 Hayónのデザインと日本伝統の焼窯技術を組み合わせた作品を作りたかったと丸若屋の社長は言います。そこでHayónに「上出長右衛門窯」のために「東西のクロスインスピレーション」をテーマにした和食器のデザインを頼みました。Hayónはもともと常識にとらわれない型破りなデザイナーで、これまでに幅広い作品を手がけてきました。インテリア家具、バス用品、スポーツシューズ、キャラクターグッズなど、ライフスタイルに関わる品物には高い関心を寄せていました。さらにこれが日本の伝統工芸との初めてのコラボで、食器を共同で作るということから、このコラボプロジェクトへの参加を快諾しました 続いてHayónは積極的に日本の伝統文化を調べ上げました。食器の模様の意味、日本の食習慣から生活の細部にいたるまで研究を重ね、自ら浅草で懐石料理を味わい、それぞれの食器同士の深い関係の理解に努めました。 こうした考察の後、Hayónは自分のデザインスタイルと細かな伝統焼窯の融合に着手しました。双方による1年間の試行錯誤の末、2010年のTokyo Design Weekで東西のコラボ作品が展示公開されたのです。 これらの食器や茶道具からもHayónのオリジナリティはうかがえます。現代的な曲線、シンプルな外形、あふれ出るメルヘンチックなユーモア。それでいて「上出長右衛門窯」の匠の精神は少しも失われることがありません。食器には繊細な工芸と和の心が満ちているのです。 Jaime Hayón X丸若屋のコラボレーションは成功を収めました。伝統には新たなデザインが吹き込まれ、デザイナーは奥深い文化の底力とすばらしい素材を手に入れました。さらにこのコラボによってよい製品、よい物語が生まれ、伝統工芸の保護の重要性が人々に伝わりました。また世界に「丸若屋」と「上出長右衛門窯」という2つのブランドの名を広めることとなりました。 丸若屋:maru-waka.com/ 上出長右衛門窯:www.choemon.com/ ▲スペインデザイン界の鬼才Jaime Hayón。 ▲Jaime Hayón X丸若屋が「上出長右衛門窯」に新たなインスピレーションを。  

Alessiハッピーな鳥の鳴き声で、素敵な一日が始まる

デザイン評論家Donald Normanはこう言っています。「商品は良い機能を具えていることが大切だ。商品の使い方がすぐ理解できることも重要だ。しかしより重要なことは、その商品が喜びや楽しさをもたらすことができるかどうかだ。」アメリカの建築家Michael Gravesがデザインした「バードケトル」は、Donald Normanのこの話も最もよい例と言えるでしょう。    Alessiのデザインはいつも人々に好まれてきましたが、それには2つの原因があります。まず、誰もが尊敬するイタリア職人の技によるものであること、次に、それぞれの商品に現れる「生活の中に楽しみを見つける」というデザイン思想です。この「バードケトル」が人々を夢中にさせるのはまさにこれでしょう。建築家Michael Gravesは自らのデザイン言語にレトロな形のケトルを融けこませることに成功しただけではなく、より素晴らしい事は人を楽しくさせるというデザイン思想を示し、私たちが日常生活の中で最も欲する味わいを創造しています。   どう説明すればよいでしょうか?それは、簡単に見つけられます。「バードケトル」最大のアイデアこそ、ケトルの注ぎ口にある鳥笛なのです。鳥笛を外してもケトルには美しい流線形とケトル周囲のリベットデザインがありますが、それだけではただ美しく実用的なケトルというだけです。しかし、鳥笛という象徴的なデザインが加わると全てが変わり、人の生活をより快適に味わいのあるものにするのです。朝起きて朝食を作る時の光景を思い浮かべてください!ケトルのお湯が沸くと、明るく澄んだ鳥の鳴き声が遠くからでもはっきり聞こえ、それから自分のため、或いは愛する人のために最高級のセイロン紅茶を1杯入れ、1日の「生活」の準備を始めるのです。これは確かにとても魅力的な光景ではありませんか!そして、鳥の鳴き声がピーピーと清々しい朝の素晴らしさを暗示するのです。   Monocle 4月号の報道によると、1985年に生産が始まったAlessiの定番ケトルは自社店舗ですでに1,435,000個が販売され、Alessiで最も成功した商品の1つとなっています。これは、Normanが「人に喜びや楽しさをもたらすデザインこそ最良のデザインである」と述べたようなものかもしれませんが、より重要なことは、それも「売りやすい」デザインになる、ということです。 ▲注ぎ口の上の鳥笛が無ければ、Michael Gravesがデザインしたケトルは、せいぜいただのきれいなデザインアイテムでしかなく、人々に生活のイマジネーションをもたらしません。 (イメージのソース:http://www.alessi.com)         著者紹介   gamaniabrandcenter ブランドセンターのメンバーによって作成されているBlogです。 デザイナー、企画者、ミュージシャン、キュレーター、クリエイター、宇宙人……などに ブランド、マーケティング、デザインの見方とウォッチングを提供しています。