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Category: セールストレンド

デジタル時代のマーケティングは量より質が重要

徐志摩いわく、「多いことは良いことだ。」この言葉は「規模」が創造する美感を形容するだけではなく、この概念を約100年後のデジタル時代にも当てはまります。 Daily Monster やると言ったことは必ず守り、しかもそれを継続できる、特に365日毎日飽きずに毎日続け、ある日突然ネタが無くなり作品が生み出せなくなることを恐れない、そんなクリエイターを私は常に高く評価しています。Stefan G. Bucherは2009年、毎日1匹異なる怪獣を創作するというクレイジーなことをやってのけました。 スピーディーに毎日創作するために、Stefanは「歯ブラシ、ストロー、筆」という特別な作画方法を開発しました。Stefanはまずインクを付けた歯ブラシを使って紙の上に自由に線を描き出します。それからストローでインクを吹き、自然に吹かれたインクに従って一筆一筆姿かたちの異なる怪獣を描きだしていったのです。創造性があると思いませんか。 1年間の計画の実行を経て、Stefanは創作した数百点の作品を集めて本にしました。最近はブームに乗って、彼のユニークな作画法を基礎に、iPhone / iPadの「Monster Maker App」が開発されています。これはUS$0.99ドルのアプリケーションで、Stefanのように気軽に自分だけのモンスターを創作することができます。 http://www.344design.com/12biggermonsters/ 作画法のビデオへのリンク:     Eat、Learn、Move オーストラリアのSTA Travel社は3人の男性に依頼して44日間で18の便の飛行機に搭乗し、38000マイルを飛び、11か国を跨いで「食・学びと移動(Eat、Learn、Move)」のドキュメントミニフィルムを創作しました。 彼らはそれぞれこの3つのテーマを濃縮して編集し、約1分間の時間で彼らと一緒においしいものを食べたり、様々な新鮮な物事を学んだり、旅の美しい風景を見ることができます。ビデオは1分間という制限があるため、正確な編集と感動的な音楽のコラージュを通じて「数が多いことは美しいこと」であるという素晴らしい映像を創り出しています。 http://theinspirationroom.com/daily/2011/sta-move-eat-learn Moveビデオへのリンク:     New

M&M‘sチョコレートから見るブランドの経営特性

  皆さんもご存知M&M’sチョコレート三大特色、手で持っても溶けず口の中で溶け出し、一袋の中に何通りもの味が入っており、それぞれ色の違うチョコレートは独特の擬人化された個性を現しています。これら独特な販売手法によりM&M’sは熾烈な競争率のチョコレート市場を勝ち抜いていますが、中でも顕著なものはブランド特性の創造です。   製菓は3C類製品のように新技術やそれの進歩を伴い、毎回新製品の発表で「前モデルより更に速く、更に便利な機能」を売り文句に、製品の規格そのもので消費者の興味と話題を引き付けることができるものではありません。製菓などこれらおやつの一般的な販売方法は、新しい味を売り出し興味を引き付けますが、M&M’sはそういった手法ではなく、商品そのものには重点を置かずブランド特性による訴えに比重を置いています。   M&M’sチョコレートは、それぞれの色が異なった性格を持っており、さらにそれら性格に完璧さは求めていません。欠点を隠そうとはせずに、ターゲットの生活像を反映させ、ただのチョコレートに人情味を与えています。 例えば、イエローMは純真で善良な心を持っていて何事も前向きに捉えます、レッドMは物知りで賢いですが理屈っぽいのが珠にキズです、ブルーMはサックスを操り女の子を引き付けるのが好きで、小悪魔の一面を持っています。   Yellow’s Profile Age: Unknown, but he’s in touch with his inner child. Weight: Around average…for a peanut

ゾンビの使い道は、ドッキリだけでなくマーケティングにも

        ゾンビの使い道は、ドッキリだけでなくマーケティングにも   ゾンビ、それはこの2年で最も人気のあるキャラクターでしょう。小説からマンガ、ゲーム、映画、広告、TVドラマに至るまで、幅広い分野に余すことなく及んでいます。さらに、ゾンビと名のつくグッズが山ほどあり、何より凄いのは「消費者が見飽きることなく、逆にますます興味を抱いている」ことです。ゾンビが消費者に深く受け入れられているためか、多くのブランドでもそれをマーケティングの武器として使い始めています。   まずはHell Pizzaのケースを見てみましょう。   Hell Pizzaはピザのチェーン店です。常識的に考えれば、食べ物を売る企業は消費者とのコミュニケーションに当たって、常に「消費者の食欲をどう促すか」ということを最優先します。しかし、Hell Pizzaはそのようにしないばかりか、逆の方向を行っています。ホラー、スプラッター、バイオレンスといった気持ち悪い画面を使って、消費者に働きかけています。   Hell Pizzaは、イベントサイト、モバイルApp及び宣伝の核心であるYouTubeのインタラクティブ動画を統合しました。その動画では、1人の女の子がお店からやっとのことでゾンビの攻撃を逃れ、逃げ道のない絶望的なピンチの中、あるコンテナの上に登ります。このとき、彼女は携帯電話を取り出し、Hell Pizza Appを選び、ピザの配達を頼みます。そのインタラクティブ動画の要点は、「一刻を争う中、あなたはどうやって配達員に正確な判断をさせ、ゾンビの包囲を突破してピザを安全に女の子に届けるのか」というストーリーを描いています。動画で誤った判断を下すと、あなたはゾンビに食べられてしまいます。   Hell Pizzaインタラクティブ動画:   ▲動画では、Hell Pizzaのマーケティング内容が随時現れるが、少しも違和感がない。

クリエイティブとは?

(画像ソース:http://thecubiclesurvivalguide.blogspot.com/)   あなたの友達にこういうことを言う人がいるかもしれません。「いいCMの台本を思いついたから見せてあげる。私だったら、○○のCMをこんな風に撮るんだけど。」そしてまじめに尋ねてきます。この台本最高でしょ?   こういう友達が絶賛するCMというのは、たいていユーモアたっぷりで笑えるものです。また、とても「クリエイティブ」なものです。ただし、「クリエイティブには基準が必要で、個人の好みで決まるものではない」ものです。クリエイティブのよしあしを決めるポイントは、「自分には思いもよらなかった、あるいは誰も思いつかなかったというOut of Boxな目のつけ方」ではなく、戦略の中核となるものを一番簡潔で有効に伝えることだと思います。   ですから、独創性のカギは戦略に沿うかどうかであり、独創性そのものではないのです。 優れた独創性の例を挙げましょう。日本の食品会社、日清はトップブランドであるとともに、史上初めてカップヌードルを開発した会社でもあります。1990年代には、カップヌードルを普及させ、インスタント食品の利益を向上させようと、「Hungry? Cup Noodle!」というコミュニケーション戦略を打ち出しました。このシンプルな戦略のもとで、あなたならどうやってクリエイティブに表現するでしょうか? 「残業でお腹をすかせたサラリーマンが熱々のおいしそうな日清カップヌードルを食べる?それとも、食事も惜しんで徹夜でゲームをしている学生が一番手っ取り早い食べ物をほしがっているところに、日清カップヌードルを登場させる?」日清のクリエイティブな表現は、そんな独創性のかけらもないようなものではありません。   荒野のシーンなど誰にも思いつかないでしょう。主人公はまさかの原始人です。はるか昔の文明もなかった時代の物語です。CMの画面に巨大な大昔の鳥が現れ、荒野を駆け回ります。その後ろから手にヤリを持った原始人が奇妙な声を上げながら、鳥を捕まえようと必死で追いかけます。そして崖っぷちの鳥に原始人が追いついたところで、鳥はジャンプします。原始人たちの足は止まらず、鳥の下をくぐり抜けてそのまま崖に飛び出し、さようなら。そこで「Hungry? Cup Noodle!」の字幕が出るのです。 この30秒のCMでは、最後の瞬間のセリフ以外、一言もありません。BGMもなく、一羽の鳥と騒々しい原始人たちが互いの生き残りをかけて必死で走るだけのものです。このCMを見ると、「すばらしい!現代に生まれてよかった。何か食べたいと思ったら、お湯を注いで3分待てば、おいしい日清カップヌードルにありつけるのだから」と思わずにいられません。   この絶妙な独創性は、戦略の伝えたいメッセージが一番率直で、心に深く響くインパクトのある方法で示されています。これこそ、私の言う優れた独創性なのです。   しかし、間違った戦略では優れたアイデアもだめになってしまいます。   同じ独創性を別のインスタントラーメンや食品ブランドに応用すると、同じような効果は得られないかもしれません。なぜなら問題は独創性ではなく、戦略が間違っているからです。「お腹がすいたらXX」という戦略は、トップブランドだからこそ通用するものです。  

Facebookの力で小さな町が光り輝く!

海抜1,000メートル以上、住民たった78人のとっても小さな村は、どうやって多くの人から注目されるようになったのでしょうか? ちょっと考えても分かりますが、数頭の牛と1軒の教会、そして1軒の旅館しかない、ほとんど誰も知らない所で住んでいる人と言えば、だいたい老人や子どもくらいのもので、注意をひく題材となるようなものはありません。しかし、彼らは全世界と繋がるために最も便利で最も安価な方法について賢い選択をしたのです。それは「インターネットとコミュニティメディア-Facebook」です。短い1か月の時間に村から遠く数千キロも離れた32の国々で大々的に報道され、その国で最も活躍しているファンページとなり、その注目度はレディ・ガガやジャスティン・ビーバーをも超えました。そして最近、第79人目の住人も誕生しています。 このスイスの山の上にある小さな村Obermuttenのリーダーはこう言います。「誰でもこの村のFacebookファンページのファンになってくれた友だちは、その人の人物写真をプリントして、村の掲示版に貼り付けます。」肌の色や人種に関わらず、皆平等です。唯一の条件は「『いいね!』をクリックしてくれるだけ!」です。 ビデオへのリンク: このキャンペーンが始まると、この村のファン数は急速に増加し始めました。1万人近くいる世界各国のファンたちが、Obermuttenとはどんな所なのか、どこにあるのか、と興味を持ち始めました。数千人の人がこの可愛らしい村を次の旅行地に選ぶことを宣言し、すでに数百人がそれを実現させています。ちょっと見ると、これらの数字は大したことがないようにも見えますが、村の寂しい住民数に比べたら、このキャンペーンの威力のほどが感じられると思います。 この賞品も無く、抽選も無いファン募集キャンペーンは、私が以前ブログで紹介したことのある「Facebookでファンを集める新しい方法は有名にさせてあげること」にたいへん似ています。ただ違いは、「Corona Lightは最もファッショナブルなニューヨークのタイムズ・スクエアで行われ、このキャンペーンは誰も知らないスイスの山あいの小さな村で行われた」という点だけです。 「Coronaはニューヨークのタイムズ・スクエアにビルの数階分にもなる高さの巨大な電子看板を設置して、Coronaを買わなくてもビンの蓋を集めればキャンペーンに参加できます。VIPである必要はなく、ファンになって自分の写真をCoronaファンページにアップロードすれば、その写真が広告看板に映し出され、広告の主人公になってニューヨークの街角で光を放つチャンスがあるのです。」 ObermuttenとCoronaは「多くの場合、尊重されたり特別の待遇を受けたりすることは、安価ながら人の心を買収するのに非常に効果的な方法である」ことを実行したのです。 「こんなキャンペーンは本当に現地の観光を盛り上げることができるのだろうか、それともやはり一時のにぎやかさだけなのだろうか?」これは特にキャンペーンやイベントを企画するブランドオーナーか、あるいは代理店を始めとする多くの人の心の中にある疑問だと思います。あるいは角度を変えて消費者の気持ちから見たら理解できるかもしれません。 ブランドオーナーや代理店が考えるのは「どうやって人々を動かして観光に来てもらうか」です。始めにこのような角度から入ると「如何に人々を引付ける観光地や特色ある『美味しいところ』を取り出すか」という一点に全ての焦点を当てて力を入れ過ぎてしまいます。しかし残念なことに通常この種の自分で安心だと思い、美味しいところを持ちだしてくるやり方は、消費者にとって実際のところ、何の楽しみも無いのです。なぜなら、世界にはとても多くの美しい風景があるのに、消費者が注意をするに値することとは何なのでしょうか。消費者と何の関係があるというのでしょうか? このケースにおけるブランドオーナーと消費者の意志疎通の道筋は次のようなものです。まず興味深く、消費者自身に関係することで消費者を引付けます。「あなたの顔写真が、あなたが一生現れないであろう山の小さな村に出現する」という美しいイマジネーションを消費者に与えます。そして消費者がマウスを移動して「いいね!」をクリックすると同時に、消費者はすでにObermuttenのファンページに進んでいるのです。この時、消費者は少し時間をかけてウェブページのコンテンツに目を通し、他のファンたちが何を書いているのかを見たり、掲示板に貼られている写真の画面を見たりするのです。もしこれでまだ満足しなかったら、Obermuttenのオフィシャルサイトへ進み、この小さな村の風景やどんな観光地があるかなどについて見てみるのです。消費者は興味を持って、少しずつこの小さな村のことをもっと知りたいと思うのです。こうして知らず知らずのうちに「どうやって人々を動かして観光に来てもらうか」という意思疎通の目的が完了します。 あるいはいつの日か、スイスを旅行しようと思った時、顔写真があるこの小さな村のことを思いだすかもしれません。この事は単純な観光地の紹介ではなく、消費者に行ってみようと思わせることにもなるのです!         ——– 作者紹介 インターネットマーケティングウォッチャー Mika 1960年代生まれ。消費者志向産業のマーケティング分野に数十年間従事する。ブランド戦略、製品コンセプトから販売、立ち上げまで手掛ける。伝統的なマーケティングモデルに関心を持ち、またWeb2.0、Social Mediaの変化にも注意を払っている。ブログ:jabamay.blogspot.com ———  

消費者を喜ばせれば、自然と目を向けてくれる

もしデジタル時代と伝統的なマーケティングの決定的な違いを比べるなら、そのうちの1つに「消費者の管理権」が挙げられるでしょう。 最近見たテレビのシーンを思い出してみましょう。あなたがテレビCMが好きか嫌いかに関わらず、CMの時にチャンネルを変えたり、トイレへ行ったりあるいは消したりを除けば、少なからずCMを目にしていて自覚がないまま爆撃に曝されています。あなたが完全にそのCM商品のターゲットではなく、買った事がなくても免れることはできません。   あなたが最近インターネットを使った時の状況と比べてみましょう。たぶん丸一日ネット上にいたとして、あなたはCMを1つも目にしないのでは?それはネット上にCMがないということではなく、あなたがどこにCMが現れるのかをよく知っていて、それを背景として上手に捉え、1つもクリックしないからです。 なぜなら、デジタル時代では、管理権がテレビを見るときの受動的な受け入れから、手元のマウスで管理されるように変わったからです。もし、コンテンツが私たちの興味を引くものでなければ、私たちは無駄な時間を使ってそれをクリックしたりすることはありません!   反対に、もしあなたのコンテンツが消費者の注意を引くものなら、彼らはクリックするだけでなく、自発的によりたくさん理解しようとするでしょう。そのうえ、無料で宣伝してくれるかもしれません。   ちょうどこの現象を説明する2つの例があります。この2つはいずれも企業ブランドではなく、2人の個人です。1人目はイギリスの芸術家Greg Burneyです。彼は彼のツイッターに注目してくれるフォワローの一人一人に、独特の画風でその似顔絵(注)を描くことを誓いました。   10月31日、Greg Burneyは彼のツイッターにツイートを載せました。「これから2週間以内に“フォロー”してくれたフォワロー全員に、似顔絵を1枚描いてあげる。」とツイートしたのです。このコメントがツイートされる前、彼には70名のフォワローしかいませんでした。ネットでの口コミを経て、Gregのフォワローは瞬く間に爆発的に増えました。そして、独特の画風が元は何の生命力もない似顔絵を生き生きしたものに変え、遠く台湾にいる私までもフォワローに加わったのです。 Gregはこの#drawmyfollowersのケースを実行することで、彼に思いもつかない収穫をもたらすことを期待しています。例えば、出版社・ブランドオーナーの注目を受けることや、あるいは絵の仕事の機会を得られることなどです。   もう1名はオランダの映画監督Eddy Terstallです。彼は短編映画「Deal」を取りたいと考えていました。しかし、財政的に制限がある彼は、映画サークルの資金集めサイトCine Crowdで資金を募集するしかありませんでした。その結果、製作予算の20000ユーロの1/10しか集まりませんでした。そこで、彼はやり方を変え、ツイッターである運動を立ち上げました。 「あなたが10ユーロ(約400NTD)を寄付してくれたら、私はあなたのツイートした内容を元に、カスタマイズした10秒の映画を作り、あなたがfacebookにシェアできるようサポートする。もし60ユーロ(約2400NTD)を寄付すれば、1分まで延長することができる。」   「暴力映画を見すぎた2人の人が、映画のシーンを真似し始めた。」というツイートがありました。このようなつぶやきが映像化されると下記のようなコンテンツになります。 http://vimeo.com/30781526   2400NTDで1本の映画を撮ってもらうということは、ある意味贅沢なことです。しかし、Eddyはプロの映画監督であり、役者またはカメラワークにしても一定の水準に達しています。それに、私たちはこの一生において監督に依頼して映画を撮ってもらう機会なんてそうはないでしょう!それが僅かなお金で実現するのですから!  

ゲームでカミソリを逆転勝利に導くには?

ゲーム好きな男性が多いのは周知の事実ですが、下降線をたどるジレットのカミソリの売り上げをゲームが逆転させたことは知らないでしょう!   ジレットのカミソリ+アメリカンフットボール+EA NFL 10 かつて、CMのカリスマ孫大偉がT字カミソリに「オトコのカタナ」という男らしいコピーをつけました。男前なイメージを作り出し、電気カミソリ全盛の時代に、ハイテクとは無縁のカミソリを逆にオシャレなものにしました。 これまで、カミソリ業界の利益はカミソリ自体ではなく、替刃から来るものでした。また、製品はコンピュータと同じく常に目新しさが求められています。二枚刃から五枚刃へと進化し、より滑らかなそり心地が追求されました。それは替刃を購入してもらうことに加え、製品の進化に伴って、より高い価値と競争力を持ち、優れた利益を生む新製品を購入してもらうという大切な目的があったためです。 カミソリメーカーの皮算用は、金融危機による不況に見舞われました。消費者は不要な支出を減らして、新しいカミソリに買い換える動機を失いました。さらには、別の安価なライバル製品が売れ始め、メーカーにとってただちに解決しなければならない痛手となりました。世界のトップブランドであるジレットも例外ではなく、これまでの愛用者を別のライバル製品に奪われ、新製品Fusionの購入者数が低迷するという苦境に立たされました。 消費を刺激して新製品の購買意欲を高めるため、ジレットではメインユーザーが最も興味を示すスポーツ―アメリカンフットボールとのコラボレーションを決定しました。さらに、当時発売されたばかりの大ヒットシリーズEA Sports NFL 10に目をつけ、全米最大の販路であるWalmartで、大規模なキャンペーンプロジェクトを展開しました。 まず、ジレットでは特別バージョンの新商品を開発し、32チームのロゴをFusionの製品にそれぞれプリントしました。さらに、製品にはNFLブックをつけ、Fusionの購入で使えるEA NFL 10のオリジナルクーポンも用意しました。そして、この特別バージョンの新商品とNFLをWalmartで同時にリリースし、EAのゲームの人気と関心の高さにあやかって、同じユーザー層の目を引きつけました。 こうしたキャンペーン情報は、紙面やラジオCMで流されました。Sports IllustratedやMen’s Healthなどの雑誌を飾り、特別割引のNFL特別バージョンはWalmartでの限定販売であることを知らせて、スポーツファンやゲームファンの関心を高めました。興味を持った消費者が店に足を踏み入れた瞬間から、ありとあらゆるツールやテクニックを駆使して、消費者に情報を伝えました。 消費者は店のセンサーを通ると、ジレットの天地を揺るがすパワーを感じ始めます。売り場の通路を進むと、ビデオウォールが目に入ります。コスメコーナーでは、NFLをテーマにしたビジュアルデザインの陳列棚と商品満載のラックも見えます。一番すごいのは、カミソリがあるはずのないコーナーに登場していることです。何とエレクトロニクスコーナーでEA NFL 10と一緒に並べられているのです!さらには、WalmartのEA NFL 10ゲームナイトには、ジレットの無料サンプルをイベント参加者に配りました。 ジレット+ゲームというコラボの成果は、ゲームによって製品アピールのチャンスが拡大したことに加え、超人気ゲームのおかげで関心を集めるきっかけを作ることもできました。キャンペーン期間中の売り上げは20%の大幅増となり、EA NFL

トレンディーを考えたら、iPhoneを忘れずに

この2年の間、“トレンディー”この言葉について言うならば、携帯の形を変えたiPhoneについて言及しないわけにはいかない。iPhoneの創造は、普通のものとは異なり、ハードウェアに滞りがなかったり、人と機械のインターフェイスが一流である以外に、全てがその中にあり、おかしなアプリケーションが何一つないことが、iPhoneの最も偉大な功労なのである。 iPhone App Storeが世に出てからもう3年を超えるが、利用開始時にまだ見たことのないタッチコントロール+感応の機能があるというだけでなく、多くの新しい視野を開くAppsを普及させてくれた。更に驚嘆すべきは、開発者たちの尽きることのないアイディアである。携帯のアプリケーションの応用がかなり成熟の域に達したと思えるにもかかわらず、さらにまた驚きに目を見張らせるのは簡単ではない。次の一つが賞賛のあまり下あごが落ちるほどの傑作であるという状況が、いつも出現するのだ。   『Songify』は劉子千をだましつづけられないアプリケーションである。 初めてこのAppを知ったのは、友人Demoが見せてくれたからだ。「適当に何か言ったら、感動する曲にしてあげるよ。」と言うので、半信半疑で口から出まかせに「あなたは馬鹿よ」と言った。その後、彼がAppに軽く触れるだけで、美しい曲が流れてくるのを目の当たりにしたのだ。私のだみ声がトレンディーな電子音に変ったのだ。これはちっとも大げさな話ではない。 聞くだけで不思議なこのAppだが、どんな人が開発したのかということを知れば、更にこのソフトの実力を想像することができるだろう。その開発者は、2010年YouTubeで世界閲覧率最高映像(8600万回以上)を打ちたてた音楽を作った人なのだ。彼はもともと平々凡々としたニュース映像の対話を、一つの歌に編曲し、この映像を瞬時にヒットさせた。その作品の音楽力は、並外れている。 このアプリケーションには、最初からいくつかのきれいなメロディーが記録してある。ただ話を記録しさえすれば、歌わずともよい、ただ言葉を出せばよいのだ。そして、自分が合っていると思うメロディーを選ぶと、自動的に口に出した言葉が旋律に合ったリズムに変わる。しかもメロディーを違えると、また違う感覚を生み出してくれ、どの人も歌の神様にでもなったように、気軽にそして高らかに一曲歌うことができるのだ。 どのような仕組みになっているかなど知る必要はない。どんな原理であろうと、iPhone Appにはこのような魔力があり、このアプリケーションはまさに音痴の救世主だと言わざるを得ない!   Songifyに対して話すだけで、素敵な電子音が出来上がる。 http://itunes.apple.com/us/app/songify/id438735719?mt=8   Songify紹介映像       Toyotaの『Backseat Driver 後部座席運転』は最近のまたもう一つの代表作品である。 一つの自動車ブランドがブランドAppを世に送り出した。カーレースゲームは、製品の美しい広告映像、記録モデルと組み合わされ、いつも第一選択として選ばれている。この時、もしきらびやかで美しいインターフェイス設計を加え、また仏のような心で無料ダウンロードを提供すれば、このアプリケーションは、多くの車主あるいはブランドファンを引きつけ、そして彼らは狂ったようにこれを使うこと間違いない。 もし今回Toyotaもこのようなアプリケーションを世に送り出したのなら、私が筆を動かしてこのコラムを書く必要はまったくない。Backseat Driverは完全に上述のモデルを跳び抜け、車の機能特性を紹介するなんてことを意に介さないだけでなく、製品のターゲットさえ、車主ではなく、購買能力のない子どもにしているのだ!

マーケティングは商品販売だけでなく、生活をより良くするのだ!

二年前の東日本大地震を覚えていますか?私はその時に初めて津波の威力を感じました。しかもテレビの生中継を見ながら、“自分の目”で確かめました。(その日の午後、同僚達と一緒にテレビやパソコンを囲んで生放送をみました。大自然の無情さに驚きながら、日本のニュースレポーターが現場に到着する速さに驚嘆しました。 現実味が無く、まるで映画を見ているようでした。 それ以前に、実際に災害を目にしたことがなかったからです。いつも発生した時ではなく、災害後の現場をニュースで見ていました。 災害が起きたら、救難救助は第一優先になります。如何にして正しく道路状況を把握するかは、この時、急務です。本田自動車が震災後、20時間以内に、「Connecting Lifelines Project」という活動を始めました。本田自動車の持ち主の車にあるインターナビを使い、3Gネットを通し、交通情報のシェアと分析を行い、道路が中断されているかなどの状況をネットで公開し、マップ形式で表示し、これは災害救助と供給品の運搬する路線の判断基準になります。 インターナビを搭載した本田自動車が3Gネットを通し、リアルタイムに交通情報にフィードバックできます。震災後1時間以内に、本田はこれらの重要な情報を分析し、「どの道路に車が走っているか、どの道路が、24時間情報がないのか、どの道路はスムーズに移動が可能か……」。僅か20時間で、本田はこれらの情報を可視化し、マップに表示させ、必要な人が誰でも使えるようにネットにその装置構築を完成させました。 この取り組みはネットで熱烈な討論と口コミで広がりました。一人が持っている小さな情報でも、救助の強い道具になる可能性があります。更に多くの車の持ち主をこの活動に参加するようになり、情報内容の豊かさと正確度に貢献しました。そして、「Google 災害時ライフラインマップ」の主要なソースとなりました。 ムービーにあるマップに小さい光が時間により移動している映像を見ながら、人間の暖かさを感じ、この時、「愛」はまさに偉大な力だと思いました。   人生を変えてくれた人を忘れる訳がない! タクシー運転手に対するイメージは如何ですか?マナーを守らない?レベルが低い?学歴がない? シボレー自動車は皆がタクシー運転手にあまり良い印象を持っていないのを知っています。少なくともバックボーンとは思わないでしょう。コロンビアの首都ボゴタにタクシーを運転して生活している人が10万人もいます。一般的に、教育レベルはあまり高くなく、未来に計画がなく、「どのようにして模範タクシー運転手になれるのか」誰も教えてくれたことがなかったのです。シボレーは現状を変えようとしました。そして、タクシー運転手のために無料で「タクシー大学」を作りました! この大学に入学するのはシボレーの自動車を運転する人に限らず、どのブランドでも大歓迎です。学校では、言葉、ビジネスなど130時間の授業が設定されています。週5時間、全六ヶ月です。授業は運転手の時間に合わせ、自由に出席できます。また、学校以外に、毎週30分の補習コースをラジオで聴け、運転手達は運転しながら、授業を受けることができます。授業をすべて終了したら、「乗客サービス管理技術員」(Technicians in the Administration of Individual Passenger Services)の証書を与えます。 シボレー自動車は授業を終了した運転手達に、大学のように、公開の卒業式を行いました。かっこいいでしょう。 ▲正式な学位ではないですが、タクシー大学の立派な卒業式です。 単なる商品の販売に直接役に立たない行動は、表面上、大金が掛かり、すくに効果が見えないが、ブランド好感度の確立には深い意味があるでしょう。

国民に国のツイッターアカウントを管理させる国・スウェーデン

もし台湾の観光促進を、我々のような一般市民が主導できるようになったら、あなたはどうしますか? 国家の観光は多くの人々の生活に影響を与える重要なタスクであるのだから、政府が美化してスローガンを統一すべきであり、一般市民が軽々しく操作したらめちゃくちゃになるのでは、と心の中で思うでしょう。 スウェーデンの発想は、一般的な考え方と大きく異なります。スウェーデン観光局は「スウェーデンの管理者(Curator of Sweden)」というイベントをスタートさせました。彼らは「国家は国民により成り立っている。単一ルートで“私が全スウェーデンの代表です”と宣言することなどできない。よって、従来の観光局主導という概念よりも、権利を下に置いたほうがいい。スウェーデンの国民が心の中に描くスウェーデンの風情のほうが適しているはず!」と考えたのです。       スウェーデン観光局は 2009 年から、ソーシャルメディアを利用して国内外のスウェーデン観光希望者とコミュニケーションを図ろうと、@swedenのツイッターアカウントを開設しました。そして、2011年末に「スウェーデンの管理人」という新しいプランの下、スウェーデン政府は@swedenのツイッター管理権をスウェーデン国民に委ねました。その後、選出されたスウェーデン人がこのアカウントの1週間の管理権をもつことができるようになり、管理者は言いたいこと、思ったことを存分に発言することができ、世界に向けて「彼らのスウェーデン」を示しています。 もちろん、スウェーデン観光局は目標もなく勝手に誰かを選択しているのではありません。このツイッターアカウントの発言権が引き渡されるのは、国家の価値を示す能力のある人や特殊な才能を持っている人となっています。例えば、同性愛についてのリーダー的人物、トレンドやデザイン、革新的な領域に携わる人々、農業経営者、学生、作家、コーヒー好きのトラックドライバーなど。 私は自ら観察した数名の管理者から、スウェーデン観光局の「心臓」は本当に大きいと感じ入りました。これらの人々の言論をコントロールしようという意図は見られず、ナチュラルで本当のスウェーデンの風貌を出現させているからです(誰かが暴言を吐くかもしれないのに、です)。 2012年6月11日から6月17日の期間に、管理者を務めたSonjaを例に挙げましょう。彼女の自己紹介は、このように書かれていました。 「私の名前はSonja、27歳のとってもセクシーな女性よ。北スウェーデン出身で、とっても小さな村で生まれ育ったの。そこにいる人々は皆親戚で、誰もがトラクターを持っていて、秋になるとジャガイモの収穫で大忙し。冬は雪かき、春は困惑して、夏は蚊の大群が発生するから長袖の厚手のレザーを着なくちゃならなくて、最悪(mother*ckers)。 19歳の時、全ての持ち物(前のボーイフレンドも含め)をもってGothenburgへ引っ越したの。そして続けて2回妊娠。今は教育レベルの低いシングルマザーだけど、少なくともドラッグも売春もしてないわ。自分のブログをもっているし、よくテレビで国営放送を見ているし。将来、どうなるかわからないけど、先のことを考えるのは苦手。ただ、世界の終わりがきたら、みんなで一緒にあの世に旅立てるのかどうか、とっても知りたいの。」 彼女の紹介文には、本当に普通の国民の対話が展開されており、サイトにはおすすめコンテンツが充満しておらず、誰かが彼女の故郷について質問し、旅行の際の問題について質問し、人生について語り合い…。そうです、実はこれらの真実のQ&Aこそが、我々が旅行で最も気にかける事柄なのです。 スウェーデンの管理人は、特別に悪も善も隠さず、美化もされておらず、そこのあるのは不完全であるものの真の国民であり、毎週1名の各業界を代表する様々な価値観を持った国民の対話により、スウェーデンの魅力を形にして伝えています。 スウェーデンの管理人 Curators of Sweden : Curators of

デジタル時代のマーケティング戦争

(イメージソース:http://www.psdgraphics.com/backgrounds/bulls-eye-target)   最近、多くの人々がこう問いかけてきます。「ブランドにとって、デジタル時代のブランドマーケティングとは一体?」   従来の伝統的なマーケティングにおいて、我々はテレビ、新聞、雑誌、ラジオや屋外看板に頼り、これら幾つかの媒体の特性をはっきりしておけば、基本的に右に倣えで動いていました。しかし、ここ数年、これらは衰退し、すでに通用しなくなってきています。   ここ数年、コミュニティサイトの発起により、ブログ、YouTube、ツイッターからフェイスブック、Pinterestなど、一定の時間が経つとすぐに新興メディアが出現しています。これらの新しいマーケティングツールは、それぞれの長所、作用が異なり、各種方法に対してはまた意見が入り乱れており、混乱を極めています。   ある人は、フェイスブックのファンページを開設し、抽選イベントを開催してファンを増やしたいと考えています。ある人はViral Videoを撮影すれば、広告代をかけなくても視聴率が取れるといっています。またある人は有名なブログを探し、いくつかの紹介文を書いてもらえば、口コミマーケティングとなる、と言っています。どのような方法であれば、一目瞭然で迅速に理解されるのでしょうか?また各種ツールにセグメント化できるのでしょうか?   私の考える「デジタル時代のブランドマーケティング」とは、いたずらに飛び出す産物ではなく、「伝統的」なマーケティングから進化したものです。ブランドが消費者の心の中に入ることが戦争だとしたら、デジタル時代のブランドマーケティングは、このような感じになるでしょう。       空軍 ATL TVCF MG NP RD OOH 海軍 ホームページ イベントサイト

広告不振? では方法を変えてみよう!

  前回オンライン広告を見かけたのはいつですか?  昨日? 先週? 先月? それとも見たことがない?    消費者は目にした広告にますます説得されなくなっているということが、事実として証明されています。次の調査によると: コマーシャルを信頼できると考えている人はわずか14%、一方 78%の人が友人やオンラインのレビュー投稿者の意見を信頼できる情報源として取り入れています。消費者は今や、製品の派手な包装を受け流すだけの分別を備えているため、こうして「埋め込みマーケティング」や他の販売促進戦略が生み出されるわけです。ウェブ上でも、同じような理由で新たな形態のメディアが出現しています。広告を「自然に」見せるため、広告をサイト自体に統合して「ネイティブ広告」を作り出すというものです。      ネイティブ広告の特別な点とは?    従来のウェブ広告は、画面の上や左、右などに設置されたバナーに表示されます。 消費者はこのようなメッセージをサイトのインターフェースそのものとは無関係な外部情報として認識しやすく、付加(情報)として排除する場合があります。 一方ネイティブ広告では、こうした広告が最も自然な形で表現され、隠された意図のある宣伝情報が消費者に提供されます。 やがて消費者は何の疑いもなく、その情報を潜在的に受け入れるようになります。    *広告がどこにあるか指し示すまでもないでしょう。     OnlyのThe Liberation(開放)