世界で活躍する2大「ブランド」である、フェイスブックのファンページ上で、3600万名のファンを擁するLady
たしか14年前、携帯電話が始まったばかりの頃、遠伝電信(ファーイーストーン)には「遠伝だけが、距離をなくす」というようなブランドのキャッチコピーを打ち出し、14年過ぎてみると、私たちには本当に距離の問題がなくなりました。電信、インターネット、携帯電話、コンピューター、家電が次第に一体となり、私たちの生活をテクノロジーの道へ前進し続けるよう牽引するようになったのです。
「自動車とピアノ」にどんな関係が? 「1台の静止している車があり、その真上に9本のロープで固定された重さ350キロのピアノ」があります。もしこのような場面を見たら、どう思いますか? 危険だ!危ない[k1] !ぶつかるぞ! そうです、これこそ「予想もつかないことが起こるからこそ、保険があるほうがいい」といったメッセージを伝えるための販売プランなのです。 興味深いのは、この9本の命のロープがいつ切れるか、どんな原因で切れるか、全てネットユーザーにより決定されるのです。しかもネットによる生中継で、自身の目で自動車がピアノによって破壊される一幕を目撃できるのです。 これは自動車保険を専門に扱うロシアの保険企業・Intouchが、新しい第三の責任保険「Intouch外的要因保険 External Factors Insurance」を広めるため開催したイベント「Car VS Piano」です。彼らの保険の大部分はインターネットや電話により販売されています。他のライバル社に勝つため、Intouchは販売主力を電子メディアに置き、多くのソーシャルメディアを通して消費者とコミュニケーションをとっています。 事前に彼らは消費者に対して深く調査し、今までの事故やドライバー過失による車両損失保険の販売には大きな2つの問題があることを発見しました。1.保険料が高い 2.熟練したドライバーは自分が注意すれば良いだけで、車両事故は自分以外の人に起こると考えている。だから、今までは車両損失保険に加入するのはバカのすることだと考えている。 新しいIntouch外的要因保険はこの欠点を改善し、目標対象を熟練ドライバーに設定しました。さらに保険料を今までの車両損失保険の半分にしたのです。 ネットユーザーに「事故は自分ではコントロールできない」と感じてもらうため、ウェブ上(carvspiano.ru)でイベントを行いました。それは3台のカメラをこの危険な状態の自動車にセットし、さらに1つの大モニターによりタイムリーにネットユーザーのツイートを表示し、24時間全天候で生中継を行ったのです。Twitterでツイートすれば、この車の運命を決定できるのです。毎日随時選ばれたネットユーザーがポストするツイートを表示し、ツイート内容と現実世界で発生している状況を比較します。もし本当に発生すれば、1本のロープが切断されます。ロープで支えられずピアノが落下すれば、自動車が破壊されるだけでなく、刺激的過ぎるでしょう! ▲ウェブ上でネットユーザーのツイートがすぐに表示され、ピアノが落ちて車が破壊されるかどうか決定されます。 例:明日もし気温が摂氏33度を超えれば、すぐにロープは切断、なければ大丈夫。もし選挙結果で青色陣営が勝てば、すぐにロープは切断。もしロトが外れたら、切れる。株価が上がれば、切れる。林書豪が勝てば、切れる……。 ▲現実の状況と比較して、カットされます。 ネットユーザーはさらにTwitter投票を利用して運命のツイートを決定できます。毎日「抽選」は2回で、係員により当選したツイートが公布されます。次の日の設定の時間になれば、質問と結果を比べ、切断か保留かみなさんの目の前で決定されるのです。 ▲ネットユーザーも運命のツイートを決める投票が出来ます。コインの裏か表か選択します。 このような活動設定は、最後のときになればより多くの人に注目されるでしょう。活動の3日目にはTwitter上で#carvspianoのキーワード検索は全ロシアで第2位となり、話題になりました。 Intouch Car vs Piano 「Car VS Piano」はソーシャルネットワークのTwitterを利用し、多くの消費者に参加するチャンスをもたらしました。さらにメッセージの拡散が非常に簡単で、その上24時間の生放送で、より活動は広まりました。現代ネットユーザーのスリル・好奇心・怖いもの見たさといった特性を満足させました。これ以外にも、イベント本体のデザインも保険と関連があり、単にネットユーザーの遊び心を満たすだけでなく、ブランドが伝えたいメッセージも含んでいます。消費者はイベントを通して「外からのコントロール不能な要因で事故が起こる」ということを知り、同時にIntouchブランドが革新的で好印象であると感じたのです。 -------- 作者紹介 インターネットマーケティングの観察家 Mika 1960年代生まれで、消費性産業のマーケティング領域において数十年のキャリア。ブランド戦略、製品概念から発売、立ち上げまでの経歴を持つ。今までのマーケティングモデルに関心を寄せながら、Web2.0、Social Mediaの変化にも注目中。 ブログ:jabamay.blogspot.com ---------
繰り返しの力 『G!VOICE』推薦: 「"If you only do things in the heat of the moment, you would fail; but if you do it persistently for a long time, you would succeed."私たちは繰り返しは単調で達成感がないとよく考えます。しかし、真の成功者、プロフェッショナルは繰り返しを楽しみ、かたくなに実行しています。本書ではプロフェッショナルになりたければおよそ1万時間が必要で、繰り返しの回数が多ければ多いほど力が強くなり、目標に近づくと述べています。信じて続ければ、必ずやり遂げられるはずです。」 内容紹介: 大学を卒業した胡碩勻は、働いてから数年たたないうちに、実は自分だけの理想と志向、興味があることに気が付きました。しかし、両親に提案、手配、「設定」された環境の中に生きていることが彼を「心は落ち着かないが、一歩踏み出せない」ようにしていました。このような「本当に欲しい物事は……」、「私は本当は……」という考え方は長く積もり積もると長い間の心の矛盾となってマイナス思考になったり自己憐憫に陥ってしまいます。 ある日、胡碩勻は「繰り返しの想像」が自らのプラス思考を強め、思ったことを成し遂げるための力になることに気が付き、ついに成功への第一歩を踏み出したのです。彼はすぐに会計士の試験に合格し、父親に期待された業種に就きながらも、自分の好きな仕事をする事ができるようになったのです。胡碩勻が自ら考案したこの「繰り返し」という方法は多くの人の成功を助けただけではなく、起業や新製品の開発の成功にも役立っています。 ------誠品インターネット書店より抄録 作者紹介: 胡碩勻 国立政治大学リスク管理と保険学科を卒業し、兵役を終えた後に父親の会計事務所に就職し、3年で会計士の高等試験に合格して会計士となる。ある偶然の機会に「繰り返し計算」法を悟り、これを活用することで、2年前に心に秘めた起業への熱意を実現(並びに父親の事務所の業務も配慮)し、パートナーたちと共に圓子夢股份有限公司を創立して、若者の事業計画、財務計画を手助けし、クリエイティブな夢を実践している。 ------誠品インターネット書店より抄録
Appleは私達の日常生活で最も密接な関わりのあるブランドです。私の生活は他の多くのサラーリマンと同じように、一日の中で、絶えずiPhone、iPad、Macbookをかわるがわる使用し、自分自身を忙殺していると思います。はっきりしない事は『私達が機械を使っているのか?それとも機械が私達を弄んでいるのか?』で、この問題はしばらく私を悩ませていましたが、最近になって、 一つの教訓を得ました。これらの三種の神器は、それぞれ用途に分かれて私にサービスします! すべてはiPhone 3Gから始まりました 他の人からみたら、生まれつきのアップルファンだと思われるけど、実際、これはここ数年のことです!iPhoneを使用する前は、まったくAppleの製品を持っていませんでした。しかもすでにスマートフォンを使用して4年が経っていました。経験豊富なユーザーと言っても過言ではありません。以前、私はずっとスマートフォンは、必ず実際のキーボードとタッチペンでコントロールをし、多くのソフトを入れる事ができますが、ただし、お金を支払い、登録をし、たくさんのプロセスを経ることで使用できると思っていました。新しいスマートフォンに対しては、ただ単にハードの規格が良くなり、速度が速くなることだけを期待していました。そのためiPhoneの出現は予期しておらず、そこからすべてが変わりました。当時、たとえ私が使用した事があるPalm Treo 650またはSony Ericsson P1iとiPhoneの統合性を比較しても、まったく地獄と天国の違いです。 iPhoneの使い勝手の良さは、私に過去のスマートフォンから受ける事ができなかった『一台あれば、楽しみは限りない』という経験をもたらし、iPadが台湾で発売された当日、私は先を争って手に入れた自分を労い、しかも無邪気にiPadをノートパソコンの代わりに使い、「これから仕事で重いノートパソコンを持つ必要がないです。」という希望的観測を打ちたてました。 私は考え過ぎです。iPadは仕事をするためのものですが、私を悩まします 私の仕事は、巨大なハードウェアをまったく必要とせず、e-mailの返信、文章作成、プレゼン、大量の動画や文字の情報を処理するだけで、これらはiPadで簡単にできることです。しかし、iPadで比較的長い文章を書く時、ソフトウェアキーボードで文字を打たなければなりません。 電光石火のごとく中国語、英語をすべてブラインドタッチで打つ私にとってはとても気が狂いそうです!このため、わざわざblue toothのキーボードを1台購入しました。「これで問題は解決したでしょう」と思いましたが、これは間違いです!ただ文字を打つ問題を解決しただけで、私の仕事で必要な異なるプログラム間での切り替えの問題が解決していません。例えば、文字を書いていると同時にインターネットで資料を検索したい時、または打ち間違えて文章を修正したい、またはカーソルを移動させたい時、手は必ずキーボードとタッチスクリーンの間で絶えず移動させ、しばらくしてまた忙しくキーボードで文章を打ち、またしばらくして手はスクリーンをタッチして、行ったり来たりして、とても愚かしく、最後に私は諦めました。仕事をするなら、パソコンを使った方が賢明です! ▲キーボードがあれば万事OKと思っていましたが、実際は問題の半分を解決しただけでした。 最初に戻ります:iPhoneは通信用+携帯記録用、iPadは閲覧用、Macbook仕事用で使用するのが得策です 「先生が言ったこと、君は話を聞いているのか!」上記の位置づけは、Steve Jobsは早くからはっきりと私に言いましたか?ただし私は理解力が良くなく、自分で無理矢理試してみて初めて信用します。確かにiPhoneとiPadの違いは、電話をかけることができること、スクリーンが大きいこと以外に、2者ともほとんど同じ事ができます。もし無理に『iPadでiPhoneでするのに適している事をする』ならば、私は特に意見はありません。これは、あなたが観光バスで学校が終わった子供を迎えに行くのと同じで、目的は達成する事ができますが、ただ …。 現在、私はこのように分けています: iPhoneでし、iPadまたはMacbookではやらないこと:(通信+携帯記録、検索、携帯) 電話/SMS/メッセージ/撮影/メモ/ナビ/株/路線検索(高鉄/台北バス) iPadだけでやること:(閲覧、起床、就寝前またはリラックスしたいときにみます) 電子書籍/電子雑誌/ニューススタンド/Flipboard/PPS Macbookだけでやること:(仕事) 文書処理/閲覧動画情報 以上はこれら特定の機種ですることで、どうしても必要な時以外は、その他の機種を使用することはありません。そのため、例えあるアプリケーションでは3者、2者間で使用する事ができますが、私は特定の機種にしかインストールしません。これ以外は、ほとんど制限はありませんが、どれを使うかはそのときの気分で決めます。 私はわざと3者の使用目的を分けた後、元々“自業自得”で自ら招いた不便さが、「制限」をつけることで、却ってもっと明るく未来をもたらします!不思議でしょう? 画像引用元:apple -------- 作者紹介 インターネットマーケティングオブザーバー Mika 1961年〜1970年生まれで、消費産業マーケティングエリアで数十年仕事をしました。 ブランド戦略から製品概念を市場に持ち込み、販売に至るまで経験しました。 伝統的マーケティング方式に関心を持ち、Web2.0、Social Mediaの変化にも注目しています。 ブログ:jabamay.blogspot.com ---------
禁煙、飲酒運転防止、クリーンな選挙、児童への関心、DV根絶、男女平等など…広告主が国民機関、チャリティ組織や児童ファウンデーションの場合、扱う商品は少数派に関わるテーマや厄介なテーマになるでしょう。このような簡単に議論を引き起こす社会テーマを扱うことは、広告主にとってチャレンジであり、試練でもあります。へそくりを隠すような慎重さが必要で、仕事に遅刻しても何も無かったような顔で自分のデスクに向かう度胸も必要です。つまり、慎重かつ大胆に問題を扱うことです。 クライアントはニュージーランドのYWCA。調査結果によると、ニュージーランドで「同じ仕事で、女性の平均給料は男性より10%少ない」です。この問題に対して、YWCAは同等の料金を払うことを提唱します。同等と言うのは金額ではなく、同比率の料金を払うことで、平等にとってかわります。YWCAの動画及びオフィシャルサイトでは、このような争いをデモで国会に行って賃上げを要求するのではなく、「女性の料金を10%減らす」(もしくは男性の料金を10%増す)ことです。この解決方案は実に面白いです。政府に賃上げを要求するのではなく、支払い費用を10%減らすよう、新たな「不公平な観点」を作ることで、「現実の不公平な待遇」に挑戦します。 YWCA Auckland - Demand Equal Pay CMの中で、ある駐車場の看板に「駐車1日10ドル」って書いてありました。男性は車を出そうとして、出口に向かい、当たり前のように、窓口で駐車カードと10ドル札を係員に出しました。係員はイラっとして、「11ドルだ。1ドル足りない。」と言いました。1日だけだから、10ドルのはずだと、男性は主張しますが、係員に「あなたには息子があるから、11ドルだ。」と言われました。男性は驚いて理由を尋ねました。「今は女性が10ドルで、男性が11ドルだ。」と係員が淡々と答えた。「そんなばかげたことを…」と男性のコメントの後で実にうまいキャッチコピーが流れてきました:「同じくばかげていることは、同じ仕事で女性の給料は男性より10%少ない」。つまり、同じ事をするのに、女性の給料がより低いのもばかげたことです。 このCMが伝えたいのは、息子があるだけで、1ドル多く払うことがおかしいですが、それと同じく、息子があるだけで10%多くの給料を貰うこともおかしいです。テーマがまじめで、大胆ではっきりこう告げています:これは差別だらけの社会です。息子があるだけで給料が多くなるなら、息子があるから多く支払わないといけないことを推進します。こうした批判の声と行動で給料の不公平に対抗します。 筆者が一番感心するのは、社会に対抗する手段が、熱くデモをすることや座り込みで抗議するのではなく、「請求書」の不公平で間接的に「給料」の不公平に挑戦することです。さらにこれで社会運動を打ち立てて、国民の支持を集めることです。振り返ってみると、日本でも、お昼の定食のご飯の量が多くて、少食な女性は小盛を頼むのに値段はそのままです。給料が低めで少食なのに、男性と同じく定食セットの700円を負担しなければならないとは…不公平な状況はどこにでもあり、ニュージーランドだけではないようですね。 映像/画像ソース: http://www.youtube.com/watch?v=kxCpCBn3eLU http://demandequalpay.org.nz ------------------------------------------- 作家紹介 Bruce 国内外テレビCM製作、映画配給とシネママーケティング、日本電通北京支社クリエーティブ選考チーム、Gamania社内監督、及び日本Gamania商品開発部課長を担当 -------------------------------------------
最近、携帯端末の普及により、電車でも、会議中でも、食事中でもテレビを見ていても、スマホやタブレットでネットやゲームをして端末を手放せなくて、我々の生活はもはやこのような携帯端末から離れなくなってきました。それによって、アプリが増え、本物に見せかけたものやシンプルなもの、色んなインタフェーススタイルが現れてきました。その中で、あるデザインスタイルが流行り始め、大量にアプリのインタフェースに使われてきました。それは極シンプルですっきりした単純なデザインで、平面化デザイン(Flat Design)といいます。 平面化デザインとは 簡単に言うと、長年流行っていた斜め、グラデーション、影、艶出しなど、本物に見せかけるビジュアル効果をやめ、もっと平たく見えるインタフェースをデザインすることです。20世紀、建築界がシンプリズムを始めて、平面化デザインスタイルを始めました。「Form follows Funtion」や「Less is More」など当時から有名なスローガンは今でもよく聞きます。ミケランジェロがどうやってダヴィデ像を作ったかを聞かれたときが、「簡単さ。余分な石を削り、必要な部分だけ残したのさ」と答えたように、インタフェースデザインも同じ原理です。 有名な自動温度調節機NESTは、元Apple社、iPodの生み親が作った製品です。そのウェブサイトから製品とそれに関わる応用環境など現実の要素は、平面化デザインのサイトに取り込んでいることが分かります。虚構と現実を融合させることによって、ユーザーがほかのビジュアル要素に邪魔されず、製品に注目することができます。 ▲Metro UI Metro UIはマイクロソフト社のWindows 8のデザインスタイルで、スイスの平面デザイン原則に基づいたものです。その鮮やかな色使いとすっきりしたレイアウトのインタフェースは平面化デザインに似ていて、インタフェースの材質ではなく、文字などの情報の内容に力を入れています。このシンプルなスタイルでより質感のあるビジュアルを提供できます。 平面化デザインVSスキュアモーフィズム アップル社のインタフェースデザインには、よくスキュアモーフィズムスタイルが使われています。メモ帳からリマインダー、iBookの本棚まで華やかでリアルにみえて、実物にリンクされやすくしていて、ジョブズ氏もこういうスタイルを推進していました。 しかしアップル社の中で別の一派のデザイナーは過度のスキュアモーフィズムが華麗なだけで、機能性がない上、ユーザーを惑わせるだけであり、すべてのインタフェースは機能的に作るべきだと考えています。ジョナサン・アイブ氏もその1人です。最新のiTunesもその方針でよりシンプルに作られています。 デザインの良し悪しを決めるのは美学だけではない 平面化でも、スキュアモーフィズムでも、デザインスタイルを最終的に決めるのは、製品の具体的な働きや、プロセスが完全かどうかや、使用体験などであり、ビジュアルだけの問題ではありません。どのようなスタイルを採用しても、最適なインタフェースデザインになるにはいくつか共通の原則があります: 一致性:一致するデザインモードとビジュアルスタイルがあること。配色やアイコンの大きさ、レイアウトなどを合わせることで、ユーザーがより関連性を作りやすくなり、製品が使いやすくなります。段階化:インタフェースデザインでは、コアな機能を重視し、ほかの操作要素を二次的な位置に置き、インタフェースをシンプルで効率よくすることです。ユーザーにすばやく機能と情報の関係を認識させ、次のステップで何をするのかはっきり認識させることが一番大事なことです。 フィードバック:クリックしたとき、ユーザーにすばやくはっきりとしたビジュアルやアニメや通知音でフィードバックすることで、ユーザーが戸惑うことなくタスクを完了でき、操作後の満足度もあがります。 障害を減らす:どんなビジュアルスタイルでも、インタフェースを簡略化し、目的タスクを完了するのにかかるステップを減らし、操作をスムーズにする必要があります。操作上の障害や余計なステップは複雑さを増し、ユーザーがインタフェースで戸惑うだけです。 -------------------------------------------------- 作者紹介 Gamania人間工学設計部/Jason Hsieh 使用者中心UCD (User-Centered Design)のデザイン方針でプロジェクトの実行と改良をする。Gamaniaの自社製品の使用体験に基づいて最適化に推進する --------------------------------------------------
ボトルで音の収集する機械を作る事ができますか?物理の定義では実現が不可能ですが、デザイナーから言わせると、飽く無き道の可能性を探索する動力になります。日本多摩芸術大學 (Tama Art University) 情報デザイン学科の學生、藤原惇 (Fujiwara Jun)さんが制作した「Re: Sound Bottle」の音を集めるシステムで、不透明なガラスのボトルの中に複雑な電子回路を設置し、 この装置は自動的に色々な音を録音し、ボトルの蓋を開けると自動的にBe Boxのような音楽が自動的にリミックスされます。この音楽は音が飛んでいるように聞こえますが、自然にリズムに乗って頭を動かしてしまいます! 生活の中でよく聞く音。例えば:拍手、話声、枝が折れる音など、「Re: Sound Bottle」を通して独特な風味のミックスサウンドを作る事ができます。ボトルの蓋を開ける事で簡単にリズムを変化させることができ、誰でもDJになることができます。普通の生活の中にある音で、コンサートを作り上げるのは如何ですか?早くこの不思議なリミックスボトルの動画を見てください! Re: Sound Bottle 「Re: Sound Bottle」は同時に2012年MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARDを受賞し、たくさんのネットユーザーが商品化するための資金調達を呼びかけました。もしこのように不思議なミックスサウンドボトルを持つ事ができるなら、貴方達は何の音を録音しますか?本当に販売されることを期待しましょう! 引用元: http://daman.cool3c.com/node/64636 http://www.gizmag.com/resound-bottle-everyday-song/25589/ ---------------------------------------------------------------- 作者介紹 gamaniabrandcenter(ガマニアブランドセンター) ブランドセンターのセンター員が共同で執筆するブログ。 そこではデザイナー、プランナー、音楽家、学芸員、クリエイター、 宇宙人・・・・はブランドや販売、デザインの見解や調査を提供しています。 ブログ:gamaniabrandcenter.blogspot.com -----------------------------------------------------------------
お薦め本1:デザイン思考で世界を変える 作者/ティム·ブラウンTim Brown この本はデザイナーのために書いたのではなく、寧ろデザイン思考を求めるクリエイティブな人たちとリーダーのための青写真で、更に、デザイン思考を生活、組織及び商品、サービスに取り入れ、社会全体、企業に新たな解決方案をもたらす本とも言えます。 世界的に有名なイノベーションデザイン会社IDEOのCEOティム•ブラウン氏は読者に「デザイン思考」の概念を紹介します。デザインは単に綺麗なものを作ったり、周辺の環境を美しくしたりするだけではなく、デザイン思考家の確実な観察力で、物事及びサービスへの活路を見いだし、関連がない断片から新しい考えを生み出し、問題をチャンスに変えるのです。 作者紹介:Tim Brown 世界的に著名なトップクリエイティブコンサルタント会社のCEO、Tim Brownは、その顧客にApple、マイクロソフト、ペプシコ、P&Gなどの大手企業が名を連ね、工業デザインの専門家で、何度もデザイン大賞を獲得しました。現在、作品はニューヨーク近代美術館、東京AXISギャラリー、ロンドンのデザイン・ミュージアムで展示されます。 IDEO紹介: IDEOは世界トップ10 のクリエイティブコンサルタント会社で、「人間に基づいたデザイン思考」を運用し、企業、政府、教育、ヘルスケア、社会福祉などの部門のイノベーションと成長を導きます。そして、Appleが最初に作ったマウス、ポラロイドカメラ、インテルのモバイルソリューションを手がけ、分野を超えてチームを統合し、人々に本当に役立つ解決法案を提供します。 共同購入割引クリックイン! 注意事項: 本共同購入割引は博客来books.comが告知した5%off で、締め切りは(2013/4/29)となり、割引価格は博客来books.comが告知した価格となります。ご注文の際、現金でのお支払いとなり、ブランドセンターが代行して購入します。注文締め切りとお支払締め切り:2013/4/29(月)、お支払はブランドセンターのSebrinaまで。 商品発送からお届けまでの日数は7-10日となり、入荷した際は、ブランドセンターより皆さんへメールでお知らせします。 おすすめ本2:デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド-the d. school bootcamp bootleg- 作者/スタンフォード大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所(通称d.school) IDEOの創設者の一人、デービット・ケリー氏が創立したStanford d.schoolは、医学部、商学部、法学部、社会科学部、教育学科、工学科など、学部学科を越えた教授と学生たちによって構成されています。d.schoolはVISAやグーグルなどの企業、非営利組織や公共部門などと戦略的に提携して、デザイン思考の革新的な解決方案のプラットフォームになり、学生達に現実世界の重大な問題に挑戦させます。人間に基づいたデザイン思考とさまざまな専門分野の積極的な協力を通じて、革新的かつ最適な解決方案を見つけ出します。 このBootcamp Bootlegデザイン思考マニュアルは、学生たちにデザイン思考を練習する手助けになり、 各ステップで応用アイテムを提供し、学生たちが実際にデザイン思考の練習ができるよう気持ちを奮い立たせます。全編無料でダウンロードが可能ですので、お見逃し無く! Bootcamp Bootleg今すぐダウンロード: http://dschool.stanford.edu/wp-content/uploads/2011/03/BootcampBootleg2010v2SLIM.pdf おすすめ講演1:Tim Brownがデザイナーに思考パターンを拡大するように励ましています。http://www.ted.com/talks/tim_brown_urges_designers_to_think_big?language=zh-tw おすすめ講演2:Tim Brownがゲームと創造力について話をしています。http://www.ted.com/talks/tim_brown_on_creativity_and_play おすすめ道具:IDEO メソッドカード IDEO メソッドカードは2003年に発売され、51枚のカードが入っています。それぞれのカードに商品やサービス、デザインチームがユーザーをプロファイリングするメソッドなどが一つずつ載っています。これらの方法の共通点は人間に基づいたもので、プレゼンが聞き手に基づくのと同じです。トランプが4つの絵柄があるように、このカードセットもAsk(尋ねる)、Watch(見る)、Learn(学ぶ)、Try(試す)の4種類があります。これらの異なった方法を利用して、共感し、ユーザーの立場で、ユーザーの視野から問題を理解します。どこで買えますか: カード:Amazon http://www.amazon.com/Ideo-Method-Cards-IDEO/dp/0954413210 IDEOメソッドカードアプリ: https://itunes.apple.com/us/app/ideo-method-cards/id340233007?mt=8
G!VOICE推薦文 ガマニアン達は「設計思考Design & Thinking」を聞いた事があるかどうかに関わらず、私達は「設計思考Design & Thinking」とはいったい何かと疑問に思うでしょう。「設計思考Design & Thinking」は本当に問題を解決できるのでしょうか? 4名の意欲的な台湾の青年達は、アメリカ全土の著名な設計事務所、ビジネス界、学校(IDEO、コカコーラ、Autodesk 、スタンフォード大学d school等)、重要な人物に「設計思考Design & Thinking」をテーマにインタビューしました。この動画は、客観的な角度から各界でどのように「設計思考Design & Thinking」を運用するか、そして消費者のニーズ、行動を考えてさらにデザインへ運用し、企業と社会が直面する数々の問題を解決するために熟考します。このドキュメンタリーを見終わった後に、ガマニアン達に「設計思考Design & Thinking」に対する新しいアイデアと啓蒙をもたらす事が出来るでしょう!! ドキュメンタリー映画の紹介 「設計思考Design & Thinking」は目下デザイン界、ビジネス界で最もホットなディスカッションの話題で、近年アメリカの著名な会社 IDEOを発端とし、左脳、右脳を同時に使う企業スタイルを提唱し、人間の思いやりやアイデアの発想を起業家精神や意思決定の完璧な場所へ持ち込みます。Design & Thinkingの理念と用途は、目下アメリカで論争が起きています。この作品の出現は客観的に各界のDesign & Thinkingに対する賛否両論を表現しています。そして更に多くの物事を振り返って考えることができるでしょう。 これは台湾人が初めて撮影するデザイン界のドキュメンタリー映画で、制作チームはすべて台湾人で構成されています。しかし、アメリカ本土で最もホットな話題を選び、恐れずに挑戦しました。撮影の資金はすべてアメリカ最大クラウドファンディングのKickstarerで資金を募り、本作品はGoogle、Microsoft、Target 等世界の各大企業に招かれて放映され、アメリカデザイナー協会最高経営責任 Richard Greféが 「デザイン界における大きな貢献だ!」と褒め称えています。 ----Design & Thinkingドキュメンタリー映画のオフィシャルサイトより引用 サイト:http://www.designthinkingmovie.com/index_ch.html#about Design Thinking 予告編: 撮影メンバーの紹介: 《設計與思考 Design & Thinking》監督 蔡牧民 サンフランシスコ芸術大学映画学科修士 国立中正大学外国語学科学士 自由創作者,2012年国際デザインドキュメンタリー映画Design & Thinkingを完成させ、ニューヨークのデザインと建築映画祭及びその他の映画祭で高い評価を得ました。 《設計與思考 Design & Thinking》クリエイティブディレクター 賴佩芸 サンフランシスコ芸術大学コマーシャル学科修士 国立中正大学情報マネンジメント学科学士 映画製作者兼コマーシャル制作者で、異なったものを融合させるのが得意で、バックグラウンドが映画専門ではなく、その観点から映画をつくります。2011年に国際デザインドキュメンタリー映画Design & Thinkingのクリエイティブディレクターを担当しました。 作者: UX Design Center
携帯電話が紙に代わる時代がもう来ていることは分かっています。しかし私はテクノロジーが大嫌いなのです。だからiPadやiPhoneは昨年ようやく使い始め、今使い始めてまだ5か月になったばかりです。この5か月間はびくびくしながら暮らしていました!なぜかって。それはこれらのデジタルデバイスを使い過ぎた結果、いつもスクリーンに向かって笑い、素早く字を書いている所を妻に見られたくないからです!!だから妻はある日夜中に泣きながら私を揺り起こして、私が浮気をしているのではないかと聞いてきたのです!! ああ、ドラえもんのポケットを持つという夢はもうしばらくしたらスマートフォンで叶うかもしれません。スマートフォンは生活をより便利にしました。しかし、新しい面倒も増え、何かを失くしたような気もします。 最近私は学生生活に戻っています。仕事の他に短期間の研修にでています。こんな年になってかなり慌てているのは、iPhoneに頼らなければあの若くてたくましく、記憶力の良いクラスメートたちには絶対勝てないからです!!本は重過ぎ、私は五十肩になってしまいました。だから私は講義の際には教科書を持って学校に行くことはせず、家で先に携帯電話で今日講義で学ぶ部分と試験の内容をを撮影してから、鉛筆とノート、携帯電話をもって講義に出席するのです!講義で分からない単語が出てきたらすぐにインターネットの辞書で調べ、聞いても分からない文法が出てきたらすぐにGoogleで調べます。ホワイトボードの文字を書き写すのが間に合わない時はちょっと恥ずかしい思いをして自分より18歳も若いクラスメートから借りることなく、直接「ハイ!」の一声で余裕たっぷりに携帯電話で撮影するのです(私が台湾で買ったiPhoneは、写真を撮る時に『パシャッ』というシャッター音がしないため、現在日本のクラスメートに大人気です)。 もし、コンディションが悪くて講義に集中できない時は、携帯電話で教師の講義内容を録音し、電車で通勤する時にもう一度学びます。 スマートフォンは学習する上で本当に大きく役に立っており、素早く、また繰り返し学ぶことができます。さらには文章を書くこともこれまでのように一杯のコーヒーとパソコンの前にぼうっと座っているだけではありません。今では通勤電車の中で、トイレで、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の試合を見ながら、眠れない時など、思いついたらすぐに携帯電話を起動させて書き始めます(文章を書きながら笑うので、私が絶対に浮気していると妻が疑うのも無理はありません)。 以前、授業の時に必ず見られた「メモラブレター」は今では見られなくなっています。メモは何人もの間に手渡されるため、誰が誰に渡したか容易に調べがついてしまい、放課後に皆の話題となってしまいます。今日の英語の授業のピンク色のメモは誰が誰に渡したものだ?メモの折り方は?女子は大泣きしていなかったか。……などなど、ある種の楽しみでした。しかし誰もがLINEを使っている今、もうメモは手渡しされません。授業中誰もがLINEを使っており、皆同時に笑ったり、ぼうっとしたりしているので、誰と誰がアヤシイ関係にあるのかなんて、誰にも推測できません。 テクノロジーの利便性は多くの伝統的なグッズにとって代わりました。例えば、教科書は大スクリーンの携帯電話に代わり、メモは写真に代わり、ラブレターはLINEに代わったのです。人と人との間の関係、人と生活経験との間の関係がテクノロジーによって引き寄せられてから便利さは増しましたが、深みが少なくなりました。ラブレターの文字が書き換えられた痕や皆が手渡しに協力した時に作られた折り目はAPPのFlashのハートマークに取って代わられました。ホワイトボードを必死に書き写してだるくなった手は500万ピクセルの携帯電話のカメラのレンズに取って代わられました。私が長期出張をした時の家族への思いはSkypeのリアルタイムVideo通話に取って代わられました。テクノロジーの急速な進歩は良いことですが、時に立ち止まって考えると、ちょっとした寂しさがあります。まるで何かを失ったかのような。 次に紹介するのはトイレットペーパーの広告です。トイレットペーパーが取って代わられることのない原因がはっきりと指摘されています。ちょっと面白いのは、私の暮らしの様子にかなり似ていることです。私と妻が寝る時、彼女の手には小説が、そして私の手にはiPadが……。 Emma - Le Trèfle ----------------------------------------- 作者の紹介 Bruce かつて国内外のテレビ広告の制作、映画の発行と映画館へのマーケティングを担当し、電通北京支社のクリエイティブピッチチーム、 ガマニア社内ディレクター、及びガマニア日本商品開発部課長も担当。 -------------------------------------------
G!VOICE推薦: 「2つの特徴と得意分野が異なるシステムが常に一緒に働いているなんて、想像できますか? 速い思考のシステムはたいへん感情的で、直感に頼り、目の前の状況に素早く反応できますが、騙されやすく、自分の目で見たことが物事の全てだと考え、錯覚によって私たちが誤った選択をするように導きます。 遅い思考のシステムはスピードは遅いですが、論理的な分析に長じており、速い思考が解決できない問題を専門に処理します。遅い思考は過ちが少ないですが、たいへん怠け者で常に近道を行き、速い思考システムの判断結果を直接採用します。 この二つのシステムが脳の中にあるのです!これらのシステムがどのように分業と協力を行って人生におけるそれぞれの決定をするのか見てみましょう!」 内容紹介: 「速い思考」と「遅い思考」が私たちの脳にいる2人の主役です。この思考は大部分において友人であり、時には敵となり、さらには共に力を合わせて戦うのです!私たちが直感を信じるのはいつでしょうか。直感と偏見に対抗して全ての理性を呼び覚まして戦うのはいつでしょうか。私たちは自分の思考をコントロールできると考えていますが、実際には人々の行動はよく未知の要素に影響されるのです。私たちは思考のメカニズムについて仮説と誤解に満ち、また直感による気づきと記憶にたいへん頼っており、個人の偏見によってよく誤った意思決定をしてしまいます。 もしよりスマートに、より冷静になりたかったら、「速い思考」と「遅い思考」のゲームルールを把握することです。 カーネマンは多くの興味深い定番の行動実験を紹介して、思考の近道、代替、嗜好、枠組み、アンカリングなどの効果を披露しています。私たちに大脳の複雑さと非理性についてはっと分からせてくれるだけではなく、インスピレーションを信じてよいのはどのような状況か、慎重に考えなければならないのはどのような時か、私たちが陥りやすい面倒な思考の過ちを避けるためにはどのようなテクニックを利用すればよいのか、そしてビジネスの場、職場や個人の暮らしの中におけるより良い選択を示唆してくれます。 ------誠品インターネット書店より抄録 作者紹介: カーネマン Daniel Kahneman 1934年生まれ。フロイト以降の現代におけるもっとも偉大な心理学者である。彼の心理学において極めて発展性のある成果は判断と意思決定の理性のモデルに挑戦している。彼の学際研究は経済学、医学、政治、社会学、社会心理学、認知科学のいずれにも深い影響を与えている。また彼は行動経済学の分野における優れた貢献によって行動経済学の父ともよばれており、2002年にノーベル経済学賞を受賞している。 カーネマンはカリフォルニア州立大学バークレー校で心理学博士を取得。現在はプリンストン大学心理学教授とウッドロー・ウィルソン・スクールの心理学・公的行動の教授を務めている。「Bloomberg Markets」誌によってカーネマンは「年間において世界の金融界に最も影響力を持つ50人」の一人に選出された。 -----誠品インターネット書店より抄録
どなたでもレストランで食事をした経験があるでしょう。ウェイターに席まで案内された後、注文のためのメニューと一杯の水が渡されます。通常、この水は無料です。(台湾で私たちが飲むのは、沸かした水道の水です。アメリカでは、Tap Waterという蛇口から直接流れる生水です。) 一般人からすると、『水』は蛇口をひねればすぐ手に入るもので、それは当たり前のことです。しかし、全世界の5歳以下の子供のうち、5分の1がきれいな水を飲むことができず、それゆえに毎日6000もの尊い命が奪われています。 上述した情報は、実のところ都会に生きる私たちにとって、全く知らないわけではなく、初めて耳にするわけでもありません。ただ、私達の善い考えは、行動に移す前に、すでに他の世の中の事柄に気を取られ、『口先だけで恩恵は届かない』という段階で止まったままになってしまっているのです。 ニューヨークの広告クリエイターDavid Drogaは、これらの子供たちに対しての支援を願い、この問題に対する関心度を高めました。そして、子供たちの飲み水の問題を改善するよう、国連ユニセフ募金への協力を計画しました。問題となるのは、それをどのようにして成し遂げることができるかのことです。 David Drogaは、一つの切り口を考えつきました。世界水の日(World Water Day 毎年3/22)です。この日にユニセフが、いかなる人の所有物でもなく、どこにでも存在するブランド-水を造り出しました。水計画(Tap Project)と呼ばれるものです。普段通り、あなたが食事をしに行くだけで、その計画は成し遂げられることができます。信じられますか。 David Drogaは、ニューヨークにあるレストラン及び政財界の名高い人たちと面談をして、彼らに今回のイベントに参加してもらうようにしました。それらのレストランで、本来は無料で提供される水を、消費者に1ドルで買ってもらう商品とし、この1ドルをユニセフに寄付するようにしました。1ドルで、子供一人に40日間分のきれいな水を提供することができます。また、これらのレストランにも良い評判をもたらすことになります。 もし私がレストランの社長なら、品数を増やす必要もなく参加することができる上、善行にも携われるという一挙両得のイベントに参加しない理由は、全くありません。このようにして、このイベントは迅速に広がり、短期間で500万ドル以上が集まっただけではなく、300を超えるレストランが応じました。多くの有志学生が自作したポスターが、ニューヨークの至る所に貼られ、同時にメディアで広く報道され、著名人も参加しました。最も重要なこととして、この計画は、それ以来ユニセフの毎年のイベントとして、多くの企業の賛助を得、ニューヨークから、全世界にまで広がりました。 ▲学生がデザインしたポスター ▲DKNYがTap ProjectでデザインしたTシャツ このアイデアのユニークな点: 1.このブランドは、いかなる人の所有物でもなく、あなたも登録することができません。それは1つの簡単なLogoをデザインしたのみで、それが瞬く間に価値のあるブランドになりました。ブランド界では、とても珍しいことです。それは、人類が共有する財産を作り出したと言えるでしょう。 2.製品は、すべて人の生活の中にすでに存在しているため、再梱包、製造、輸送は必要ありません。毎日触れ、使用し、どの家庭でも蛇口をひねって水を出すだけで、「製品」が次々と絶え間なく出てきます。私達が思いつかなかったことは、単に概念の転換というだけであって、水も「製品」となることができるのです。 3.この概念に賛同するだけで、どんなレストランでもこのイベントに参加することができます。店の入り口に、1枚の『Tap Project』という紙を貼れば、募金団体の一つになります。活動の真の目的は、多くの募金を集めやすくすることです。 ▲店の入り口に張られたステッカー Tap Projectは2007年に始まり、名実共に国際的に非常に重要な広告の賞を獲得するまでになりました。ユニセフにとって、これはコストが極めて低く、しかし収益の極めて大きなイベント案です。最も簡単で、最も影響力がある方法を用いて、『アイデアは世界を変える』というのがどういうことかを私たちに示しているのです! 写真と動画:ユニセフサイト、YouTube、www.scottandjanuary.com、 idunited.wordpress.com -------- 筆者について ネットマーケティングオブザーバー Mika 1960年代生まれ。消費財産業のマーケティング分野で数十年の実務経験。 ブランド戦略、商品コンセプトの市販から発表まで携わる。 従来のマーケティングモデルに関心を持ちつつ、Web2.0、ソーシャルメディアの変化にも注目。 ブログ:jabamay.blogspot.com ---------
どうしたらコカ・コーラと「細い」がつながるのか。 ダイエット・コークを飲むと太りにくくなるかもしれないということは知っています。しかし、ダイエット・コークのブランドコミュニケーション戦略が“Thinest”とリンクできることは考えたことがないでしょう。ダイエット・コークはパリで「全世界で最も細い自動販売機を発表したキャンペーン」を行いました。彼らはこれまでの販売機の重苦しい形をウルトラスリムの“Slender Vendor”という細長い形に変えたのです。また、このようにスリムな幅であるためにSlender Vendorはこれまでの販売機の隙間、ボーリングのレーン、または歩道の上など、どこにでも出現することができるのです!ダイエットコークの今回の主な訴求は“Diet Coke fits beautifully into one's lifestyle.”です。Slender Vendorはこれまでの重苦しい自動販売機ではできなかった姿で、各国の街の片隅に優雅に出現しては私たちの様々な時間に参加するということを確かに実現しています。 Diet Coke Presents: The Slender Vender ---------------------------------------------------------------- 作者紹介 gamaniabrandcenter ブランドセンターのメンバーが共同で執筆するブログ。 内容はデザイナー、企画者、ミュージシャン、キュレーター、クリエイター、エイリアン……等に ブランド、マーケティング、デザインについての見解とウォッチングを提供している。 ブログ:gamaniabrandcenter.blogspot.com -----------------------------------------------------------------
映画紹介: 史上最も純真なアダルト映画!男性は拒絶しようのない究極のファンタジー! この上なく平凡な街で、この上なく平凡な住民たちが、太陽の下でどんな新鮮なことができるのか?離婚して失業した中年の男アンディは、まさに人生の重大な危機に直面している。毎日バーで、どうしたら有名になり金持ちになれるかと思い悩んでいる。ある日、そんな彼は成人向けのレンタルビデオ店を見かけて、ふといいアイデアが浮かんだのだった。間違いない!アダルトビデオ以上に金儲けできるものが、何か他にあるだろうか?いや、ない!アンディの破天荒なアダルトビデオ計画は、意外なことに親友の熱烈な支持を勝ち取り、多くの人が投資をして、作業チームを組んだ。それら撮影の経験が全くない、性においてファンタジーな男性たちは、果たして成功できるのだろうか? G!VOICE推薦: 金持ちになるため、有名になるため、物語の主人公アンディはアダルトビデオ(AV)を撮影することを決めました。一台のビデオカメラを持ち、気分屋の男女たちを相手にするAV撮影は、成功を収めることができるでしょうか? 撮影は、まず共通の志と信念を持った作業チームを作り、次にシナリオを書いて、役者を募集することから始まります。その次に、最も頭が痛くなる問題、資金調達です。事前作業をきちんと行なっても、次から次へとたくさんの予想外の問題が発生します。主役は不適任で、撮影が終わったにもかかわらず、公開されるのを拒みさえします。様々な問題が起きた後、やっとアンディは次のことを悟りました。AVの撮影は、立派な学問なのだと。 多くの事も同じで、見たところは簡単で、誰にでもできそうだと思いますが、実際やってみると、そうではなかったということに気づきます。 成功するには目的がとても重要ですが、動機をはっきり把握してはじめて、困難に打ち勝ち、堅く前進することができます。 英語の映画のタイトル《The Amateurs》は「(科学、芸術、運動などの)アマチュアor素人;(ある分野においてのみ)少しだけ通じている人or愛好者」という意味があります。この「Amateurs」というタイトルが、字典のどの意味に当てはまるのかという話はさておき、この映画にとっては上述の説明すべてがふさわしいと言えます。それは、彼らが確かにアマチュアであり、そして多少なりとも通じてはいますが、それと同時にこの件に関しての愛好者でもあるからです。いずれにしても、これはとても標準的な、その上「努力さえすれば、世界の舞台に立つ日は必ずやって来る。」というアメリカンドリームに満ちた作品です。 監督: マイケル・トレーガー(Michael Traeger) キャスト: ジェフ・ブリッジス(Jeff Bridges) ティム・ブレイク・ネルソン(Tim Blake Nelson) パトリック・フュジット(Patrick Fugit) ウィリアム・フィクナー(William Fichtner) テッド・ダンソン(Ted Danson) ジーン・トリプル(Jeanne Tripple) 写真:2nd First Look
「2001年宇宙の旅」を見たことがありますか。この映画は1968年に大監督スタンリー・キューブリックが撮影した映画です。この映画で描かれている33年後の未来は21世紀の現在であり、12年前の過去です。 2年前にやっとこの史上最も悶々とすると言われている映画を見ました。早送りしたい気持ちを抑え、どうしようもない気持ちを持った2時間半が過ぎても、大監督が伝えたかった人生について私には何も分かりませんでした。しかし、「劇中の黒い板がiPhoneの外見にとっても似ている!」という意外な発見がありました(ポイントが違いますね、ハハハ)。 ▲この黒い石板の比率はiPhoneにそっくり? この長方形の黒い石板について、映画の中ではどこから来たのか、どこへ行くのか全く説明されていません。私たちが知っていることは、どこから現れたか分からない石板が出現した後は劇中のサルが突然頭が良くなった!ということです。サルは道具を応用することを知り、敵を倒し狩りをするのです。 黒い石板の主人ではありませんが、iPhoneを発明したアップル社は1999年に映画の中のスーパーコンピューターである「HAL9000」を主役にした広告を撮影しました。アップル社は間もなくやってくる2001年を祝うのではなく、HALによってWindowsがミレニアムイヤーに大フリーズする可能性を逆に風刺したのです。 HALはこう言います。「Dave(『2001年宇宙の旅』の主役の名前)、2000年にコンピューターがおかしな行動をとり始めた時のことを覚えていますか。分かってほしいのですが、あれは私たちのせいではなかったのです。あれはエンジニアが私たちにミレニアムイヤーを認識する方法を教えてくれなかったからなのです。2000年がやって来た時、私たちはどうすることもできずに世界経済を崩壊させてしまいました。あれはバグだったのです。これで私の気持ちもだいぶ楽になりました。」 「Macintoshだけが正常に動作したのです。そして数十億のという金額を失わずに済んだのです。あなたは私よりもマッキントッシュが好きなのではないですか、Dave?」 HAL 9000 Apple ad: アップル社はMac Vs PCの比較法を実にうまく応用して自らの特徴を際立たせ、しかもハイクラス的に利用していると言わざるをえません。 映画の中で思考し、会話ができ、しかも殺人まで計画してしまうスーパーコンピューター「HAL 9000」は現実の2001年、私たちの日常生活にはまだ現れていません。2013年になった今日、私たちには電話がかけられ、ショートメッセージが発信でき、スケジュールを予約できるiPhoneのSiriがあることが唯一の慰めです。 SiriはHal 9000と比べてチェスもできませんし、顔色をうかがうこともできませんが、両者の比較は棒付キャンディーと照り焼きチキンを比べるようなものであり、Siriがいつも命令を聞いても理解できないことは言うまでもありません。しかし、音声でSiriに曲を再生してもらったり、家に電話をかけてもらうように頼み、成功した時の経験があれば、いいようもなく興奮し、誰かに会うたびに自慢しては「テクノロジーは本当に不思議だ」と感嘆することでしょう! 私が大好きなZooeyが撮影したSiriの広告: 映画『2001年宇宙の旅』のほとんどの部分について、当時予言されたテクノロジーは実現していません。月面基地、人工重力の宇宙ステーション、木星へ有人飛行ができる宇宙船、もちろん冬眠機もありません。しかしその中のテクノロジーの一つに私たちが日常のコミュニケーションにおいて使用しているツールの一つとなっているものがあります。それが、Facetimeです。 そうです!またアップルなのです。Facetimeのようなテレビ電話は映画で2度出現しています。1度目は主役のDaveが木星に向かっている途中、両親からの誕生日祝いの電話です。映画はとても現実的です。地球と木星との間の距離のためにリアルタイムな対話は表現されておらず、Daveに両親からの「メッセージ」を見せています。別の登場回はある博士が月の基地の公衆電話ボックスから家にテレビ電話をかけて、娘の誕生日を祝うというものです。今回は画面があるだけではなく、双方が同時に対話しています。その画面は現在のFacetimeのようです。さらに興味深いことは、この電話は発信元からの料金が1.7米ドルであるということです。私たちのローミング費用もこんなに安いといいのですが! ▲1968年に予言された電話。現在のFacetimeにはすでにレンズが内蔵されている。 最後に裏話をひとつ。インターネットで、ある人がHALとはちょうどIBMのそれぞれ前の文字を繋げたものであることを発見しています。スタンリー、なかなか深いネタじゃないですか! -------- 作者紹介 インターネットマーケティングウォッチャー Mika 1960年代生まれ。消費性産業のマーケティング分野に数十年従事する。 ブランド戦略、製品コンセプトから発売、Launchまでを経験。 伝統的なマーケティングモデルに関心を持ちながら、Web2.0、Social Mediaの変化にも注意している。 ブログ:jabamay.blogspot.com ---------
アニメで不思議なペンを手にした人物が空気中に絵を描くと、小鳥や飛行機、恐竜まで、描くことさえできればそれが実際に目の前に現れてその物体が動く通りに動くということが見られます。現在、そのファンタジーがほとんど実現しているのです。この「3Dペン」(3Doodler)があれば、空気中に実体を思いのままに描き出すことができるのです!描き出したものは動きませんが、この発明は人々を不思議がらせています。人類の聡明さは何と偉大なのでしょう! ▲一本一本「3Dペン」で描き出されたエッフェル塔が活き活きと目の前に現れる。 「3Dペン」はイギリスのオモチャとロボット会社Wobble WorksのPeter DilwortとMaxwell Bogueによって発明されました。その原理はとても簡単です。ペンのボタンを軽く押すだけで、ペンの中のプラスチック材料のストリングスが加熱により軟化して出てきます。するとペン先端のファンによって急速に冷却されて硬化します。空気中で思いのままにペンを動かして細やかな立体図案を作ることができるのです! ▲「3Dペン」の発明者—PeterとMax。 自らの創作欲を満たすだけではなく、このペンは一般の人々の実体への想像を助けることができ、平面図上のデザインが当初の設定に合うかどうかを心配する必要はありません。正確な模型やサンプルデザインが必要である場合にはこのペンは適していません。しかし手作りの実体を創作する欲求は絶対に満足できます。この素晴らしいペンが欲しい人は、2013年末の発売予定日まで待ちましょう。高価な3Dプリンタとは違い、このペンはより経済的です! ▲「3Dペン」さえあれば、どんな想像の図案でも具体的な形に描けてしまいます! ▲「3Dペン」は子どものおもちゃではない。加熱の原理を利用してプラスチック素材を軟化させる。このペンを使う時はペン先に触れてやけどをしないように注意! 「3Dペン」の紹介: 3Doodler公式サイト:http://www.the3doodler.com イメージ、ビデオのソース:3Doodler --------------------------------------------------------------------- 作者紹介 gamaniabrandcenter ブランドセンターのメンバーが共同で執筆するブログ。 内容はデザイナー、企画者、ミュージシャン、キュレーター、クリエイター、エイリアン……等に 提供するブランド、マーケティング、デザインについての見解と観察。 ブログ: gamaniabrandcenter.blogspot.com ---------------------------------------------------------------------
最近生活の中でよく見かけるQRコードの応用、今最も流行しているLINEでさえも、QRコードを使っての読み取りが可能です。実際の生活で、私達はQRコードのアイデアに関連したものをすでによく目にしています。QRコードのマーケティングモデルは、私たちの生活やインターネット上にだんだんと浸透してきているのです。QRコードの応用を簡単にお伝えします: QRコードとは? QRコード(Quick Response Code)とは、バーコードの一種で、撮影機能やバーコード解読機能のついたソフトウェアを使うだけで、バーコードの中に保存されているデータを得ることができます。主に、携帯電話の撮影機能と共に使用され、文字情報を提供することによって、キーワードの入力という動作の手間を省きます。現在、QRコードが応用されているのは、観光ガイド、映画チケットの購入、製品情報や名刺などです。 携帯電話の進歩によって、ネットワークサービスの利用も比較的整ってきたため、QRコードの用途はたくさんあります。続いて、QRコードのいくつかの応用例を皆さんに紹介します: 1.LEXUS ALL NEW GS QR CODEインタラクティブ技術の革新 製品が載っている広告上のQRコードを携帯電話でスキャンすると、本物そっくりな3Dのモデルをウェブサイト上で見ることができます。 2.韓国eMart Sunny Sale 一般的なQRコードは、恐らくただスキャンするだけでしょう。韓国eMartは、昼時の売上げを増加させるため、日光を利用して、3Dの太陽照射角度が昼の12:00~1:00の間にしかQRコードをスキャンできないようにしています。このようにして、巧みにネットワークサービスを利用して売上を伸ばしています。 3.ドイツNerdindustries動態のQRコード広告 このドイツの会社では、QRコードの15%の誤り訂正能力を利用して、静態写真を復元させるだけでなく、スキャンによってQRコードを動画に伴って変化させています。 4.台湾のセブンイレブン QRコードを使用することで、商品の購入にも結び付けることができます。主に、物流システムの結びつきが便利になり、オンラインショッピング時に、小売から取り寄せることができます。韓国のHome Plusも同じく利用しています。 5. QRコード自己紹介 HRが単なる1枚の履歴でないことを強く主張したいと思います。QRコードの簡単なスキャンが音声をもHRまで伝達させます。 6.QRコードを使えば、パソコン版LINEのパスワード入力が不要 パソコン版LINEには、便利な機能が付いています。それは、携帯電話でQRコードを使ってログインすれば、パスワードを入れる必要がないというものです。携帯電話を手にとってQRコードを操作すれば、パソコンでも使えるのです。 台湾もしだいにQRコードの利用が広まっています。ログイン機能でさえも、QRコードによって更に安全にログインすることが可能になり、図書館などの公共の場で個人情報が漏れたりするのを防ぎます。請求書の支払い、映画のチケットの購入、買い物など様々な広告またはクーポンも、二次元バーコードと一次元バーコードが現われて、少し操作するだけで、キャンペーンの内容を知ることができとても便利です。将来の生活で、欠かすことのできない一部分になることでしょう。 参考資料:http://eblog.cisanet.org.tw/80366493/article/content.aspx?ArticleID=988 http://blog.uns.org.tw/node/739 写真:wiki -------------------------------------------------------------------------------- 筆者について ガマニアエルゴノミックデザインセンター / Penyuan Liao ユーザーを中心とした設計UCD(User-Centered Design)をグループのプロジェクトの実行や改善に応用し、ガマニアの自社製品でユーザーが最高に満足していただけるよう取り組んでいる。 --------------------------------------------------------------------------------
よく人から聞かれるのが「UX Designとは何ですか。」ということです。 この問いに答える前にちょっと説明する必要があります。User Experienceとは、ソフト・ハードウェア、ビジュアルアート、インタラクティブセンサー、行動認知、社交心理、カスタマーサービス等々(まだまだあります)多くの異なる領域に関係する学問なのです。人に関係する活動、デザイン、ビジネス行動、教育、サービスでありさえすればいわゆる「User Experienceユーザー体験」から離れることはできないのです。 ですから私たちはUX Design(ユーザーエクスペリエンスデザイン)はもはや単純な一つの専門分野と定義することはできません。これは提供する当該製品またはサービスに関係する人々(エンジニア、美術スタッフ、企画者、研究者、カスタマーサービス、広報担当者、イベントマーケティングスタッフ、等々)がそれぞれの専門分野で「ユーザーを中心」にした態度で行うそれぞれの仕事の一部なのです。 こう尋ねる人もいるはずです。では、何が「ユーザーを中心とする」ということなのでしょうか。 一番簡単な言い方をすれば、それは「ユーザーの角度から考える」ということになります。 それはどういうことでしょうか。 デザイナーやサービスの提供者として、自分のロジックや便利さで構想したり製品やサービスを提供することは避けられません。私はこれを「自分勝手」なデザインと形容しています。「ユーザーの角度から考える」デザインではないのです。例えばプログラミング作業は、プログラミングのロジックが合理的でわかりやすい使用のフローを犠牲にしてしまっています。または既定のフローの分業(SOP)を順守し、コストを抑えるためにカスタマーサービスはよりヒューマニスティックでオーダーメードしてユーザーの問題を迅速に解決することができなくなっています。 ですから、多くの専門性を持つチームの中では誰もがユーザーエクスペリエンスデザイン(UX Design)の能力をもっていなければ、製品やサービス全体の細部でユーザーの満足度を最大限まで高めることはできません。 ユーザーエクスペリエンスがたいへん多くの異なる分野に展開できるのならば、私たちはどのようにして自らのユーザーエクスペリエンスデザインにおけるKnowHowを育成することができるでしょうか。以下は私が参考に提供するいくつかの方法です。 1. すべては観察から(観察->振り返り->学習) 観察?何を観察するのか? 初めに、他人を観察します。 人があることをどのようにしているかを観察してから(どんなものを使っているか、関係する人や物事、環境とのやり取り)、人の反応がどのようなものかを観察します(喜怒哀楽や困惑、驚き、失望、期待など…)。 生活は大きな実験室です。他人の行動と反応を観察することによって、私たちはあることについて人々がどのようにするか(How they do it)をいうことを理解することができます。どのような環境の下でどのような特別な時間(Where and when)に、どのような人/物と交流する(Who and what they interact with)か、どのような特別な感じがするのか(How they feel)、そして再び観察して自らに質問するのです。 私と他人との経験と反応は同じだろうか。何が同じだろうか。 私と他人の経験と反応は違うだろうか。何か違うだろうか。 この世では誰もが唯一無二の個体です。私たちは成長した背景と生活経験の違いによって物事に対して他人とは異なる主観や見解を持ちます。また私たちは文化とコミュニティの影響を受けて物事とある部分について多くの人々と相似すると客観的に認めています。 他人を「観察」し、自分の歩みを「振り返る」ことによって、私たちは個人の行動における認知をより深く理解し、また修正して自分の持っていたステレオタイプな印象を取り除くのです。 2. 自分の力で成し遂げるという経験と実験 「これで間違いないと思う!」「これは十中八九こうだ!」「ユーザーはだいたいこう思っているはずだ!」「だいたい十中八九そうだろう。」これらを私たちは「憶測」または「仮説」(Assumptions)と呼びます。これらは正確な結論を表しません。 「憶測」や「仮説」は実証が必要です。私たちは体で実際に行い、実戦と経験の過程に自ら参与することができます。または実験(Experiment)をデザインして、当初のアイデアやデザインについて検証(Verification)することもできます。例えば、長距離バスのイスをどうやってデザインしたらよいかを知りたいときは、仕事に参与している人が実際に長距離バスの旅を経験するのです。自らの体験の中からニーズを理解することも真にその場に身を置くことになるのです。 製品をクリエイトする過程で、私たちは実際に経験(Experiment)して理解してから検証(Verification)し、仮説(Assumptions)を確認するとともにそこから学んで絶えず修正を続けるのです。 仮定 学習 検証 3. 収集、消化とシェア 私たちが自分の専門と関係するか、または関連しない学問をすこし理解しようとすると、私たちは自分の旅行や仕事、生活体験または他人の旅行や仕事、生活の記録からより幅広い知識を得ます。これら私たちが自分の頭の中に集めたものは知らず知らずのうちに私たち自身がもともと持っていた認知と融合して増えていきます。そしてシェアすることによってのみ自分が集めた知識を再び消化させてより成熟させることができるのです。なぜでしょうか。例を挙げると、一般的には講演やレポートをしたことがある人ならはっきりとわかるでしょうが、事前の準備(集めた経験と知識)が十分であればあるほど、成果(消化)されたレポートまたは演説は素晴らしいものになるのです。その利益を受けるのは聴衆だけではなく、シェアする者にとっては毎回のシェアが再びの学習なのです。ですからプロフェッショナルな職業人としてはこの収集して消化し、シェアするという過程でより素晴らしい知識と見識を磨くことができるのです。 以上の3点は専門分野を育成するのではなく、異なる専門分野でユーザーエクスペリエンスデザインにかかわる時、どのように自らを「ユーザーを中心」とした仕事週刊と態度を養うかというものです。工業の時代、人々が必要なものは「より速く走る馬」でした。そこで自動車が誕生しました。コンピュータテクノロジーの時代、私たちは演算能力のより強いCPUを追い求め、人類を月に送りました。そして現在と未来において私たちは生活の様々な物事に対して満足度を追求しています。もう量と機能が勝負ではなく、質と精緻さの向上が勝負なのです。「ユーザーエクスペリエンス」はこの質感を追求する時代にたいへん重視されていることであり、また、製品やサービスが成功するかどうかの重要なカギでもあるのです。 イメージソース:http://labs.openviewpartners.com/user-experience-design-qa-with-ux-booth-founder-andrew-maier/ http://izifunny.com/2011/11/09/izifunny-picdump-102-pics.html ---------------------------------------------------------------------------------------------- 作者紹介 人因設計中心 / Michelle Lin エルゴノミックデザインセンター / Michelle Lin 以使用者為中心UCD (User-Centered Design) 設計方法,運用在各個專案上的執行或改良,致力於推動產品最佳的使用者體驗。 ユーザーを中心としたUCD (User-Centered Design) デザイン法を各プロジェクトの執行または改良に運用し、製品の最適化を推進するユーザーエクスペリエンスに力を入れている。 ----------------------------------------------------------------------------------------------
これまで私たちが広報に期待していたものは、私たちが工夫を凝らして企画したイベントにメディアの記者を招待し、テーマに対する彼らの興味を利用することによっていわゆる無料報道を生み、ターゲット対象が見える機会を創造して大きなメディアのメリットを勝ち取ることでした。 しかし、デジタル時代となり、マーケティング運営の方法が変わりました。広報活動もまさに時代とともに変わっています。 中でも最も主な変化はこれまでブランドが行ってきた広報活動です。ここでもっとも注意されていたのは「ニュースのポイントがあるかどうか、記者が興味を持つかどうか、メディアが取り上げるかどうか」でした。これまで消費者は主にこれらのニュース記者たちがフィルタリングした後の情報を受け取っていました。そのため、広報はメディアの興味をひけるかどうか、迎合するかどうか、これらが記者会見で成功の鍵を握るポイントとなっていたのです。 記者を満足させてメディアで取り上げられるのを待つよりも、消費者を満足させてメディアに逆に報道してもらう! しかし、デジタル時代における消費者の情報の受け取り方は変わっています。積極的に、また自由になっています。情報はニュースによって知らされるものではなくなり、つながり合うネットワークの海と友人たちとのコミュニティの中から自分が興味を持つ内容を探し出すようになっています。多くの場合、まじめに記者会見をした時の成果よりも「メディアを飛び越えて直接消費者を満足させ、しっかりとストーリーを語る」方が有効であることもしばしばです。メディアは事件がネットユーザーたちの間に大きく広がったことによって逆に情報源を探し出し、伝えたいことを報道してくれます。 最近見た例をあげましょう。 ミラノと東京を瞬間移動 もし、いつものように地下鉄に乗ってミラノの地下鉄Moscova駅に着き、車両のドアが開いて駅に目をやるとそこは見慣れた光景ではなく、駅の中には鼻がとがってひげを生やしたイタリア人ではなく、黒髪と黄色い肌で「コンニチワ」と話す日本人がおり、駅の案内板や地下鉄の路線図と広告はどれも見てもわからない日本語、目に映るすべてが「ここはミラノじゃない!ここはミラノじゃなくて、東京の渋谷だ!」となった時、あなたはどんな反応をするでしょうか。 じつは、これはイタリアの電信会社Fastwebが光ファイバーネットワークの普及推進のために実施したイベントなのです。消費者にインターネットによる「バーチャル」な移動を体験してもらおうというのではなく、実際に自分の目と体で「瞬間移動」とは何かを体験してもらおうというものです。 Fastwebは東京渋谷の風景を忠実に再現するために一晩のうちにMoscova駅の姿を完全に変えてしまいました。120名の正真正銘の日本人を使っただけではなく、芸妓や学生、典型的な渋谷の女の子など様々なキャラクターを演じてもらっただけではなく、地下鉄が駅に到着した時の日本語の放送、駅名の表示板、そして東京現地の広告などのオリジナルの姿を再現し、さらにはキオスクや工事中などの掲示もすべて会場に持ち込んだのです。 Fastwebは広告看板にQR Codeを設けただけではなく、イタリア人でも日本の広告がわかるようにMoscova駅内に東京渋谷のチェックインポイントを設けて、ミラノにいても東京でチェックインできるようにしたのです! 予想しないサプライズと自発的な拡散を創造することがデジタル時代のマスコミュニケーションのエッセンス このように内装に工夫が凝らされた場面に出くわしたらほとんどの人が、このことをいち早く携帯電話で撮影してFacebookやtwitterなどのコミュニティサイトにアップロードして、あらゆる友だちとシェアしようとするでしょう。更に多くの人が友だちのFacebookからこの事を知って現場に駆けつけ、またさらなるシェアをしてプラスのサイクルができあがります。現在のニュースメディアはすでに、今インターネットで最も人気のある話題をニュースの重要なソースの一つとしています。イベントがインターネットで大きな人気を呼んだことにより記者会見で発表してニュースとする必要はなくなったため、Fastwebは真の無料「報道」を勝ち取ったということになったのです。 これこそがデジタル時代の広報です。あなたはもう準備ができていますか? ビデオ、写真ソース:YouTube、http://www.immaginapuoi.it、Fastweb Facebook -------- 作者の紹介 インターネットマーケティングウォッチャー Mika 1960年代生まれ、消費財産業のマーケティング分野に長年10年以上従事する。 ブランド戦略、製品コンセプトから販売、Launchまでを手掛ける。 伝統的なマーケティングモデルに関心を持ちつつ、Web2.0、Social Mediaの変化にも注意を払っている。 ブログ:jabamay.blogspot.com ---------
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